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「4年間で初めて早稲田に勝った」順大DF石上輝が豪快ダイビングヘッド!

ゲキサカ / 2018年12月18日 21時43分

左サイドを駆け上がるDF石上輝(4年=堀越高)

[12.17 インカレ準々決勝 早稲田大1-2順天堂大 味フィ西]

 インカレで3年連続準々決勝敗退だった順天堂大がベスト8の壁を破った。反撃の後半、左サイドバックで躍動したDF石上輝(4年=堀越高)が決勝ゴール。「4年間で初めて早稲田に勝った」と関東王者撃破を喜んだ。

「僕個人的にも4年間で一度も早稲田に勝てていなかった。気合を入れて試合に入ったし、負けたら引退という舞台で早稲田とできることを楽しみにしていた。チームとしても一体感を持って試合に持っていくことがでいた」

 前半はFW岡田優希(4年=川崎F U-18/町田内定)に先制点を与え、早稲田大に要所で上回られたが、後半は順天堂大ペース。4-1-4-1へのシステム変更も奏功し、「後半は距離感が縮まってテンポが出るようになった」。まずは後半3分、石上はドリブルで左サイドを深い位置までえぐり、同点ゴールの起点となった。

 迎えた後半15分だった。FW三國スティビアエブス(2年=青森山田高)が右サイドからクロスを入れると、ファーサイドに飛び込んだ石上が「タイミングだけ見て、相手とかぶらないようにうまく入れた」と低い打点から豪快なダイビングヘッドを見舞った。

 U-21日本代表GK小島亨介(4年=名古屋U18)を破った石上は「全然意識してなかったですよ(笑) 必死だったので」と無心で陥れたファインゴール。「前半から相手は逆サイドにボールがあるときに内側に絞っていたので、どこかで上がったらチャンスがあるかなと思っていた」。その判断が当たり、機を見た攻撃参加で逆転勝利の立役者となった。

(取材・文 佐藤亜希子)
●第67回全日本大学選手権(インカレ)特集

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