明秀日立は横浜FCユースに苦杯も、プリンス関東参入戦の経験は「財産にしかならない」
ゲキサカ / 2018年12月26日 11時27分
[12.24 プリンスリーグ関東参入戦2回戦 横浜FCユース 3-0 明秀日立高 前橋総合運動公園陸上競技・サッカー場]
明秀日立高は茨城県1部リーグを17勝1分、2位に勝ち点19差をつけて圧巻V。プリンスリーグ関東参入戦1回戦でも共愛学園高(群馬)に5-1で快勝した。だが、横浜FCユース(神奈川)との“参入決定戦”は0-3で敗戦。プリンスリーグ昇格は来年以降へ持ち越しとなった。
選手権開幕まで1週間という日程。参入戦2試合では怪我明けの大黒柱、CB高嶋修也主将(3年)がベンチメンバーから外れた。加えて、この日は同じく負傷を抱えるDF飯塚翼(3年)が前半途中交代という状況。それでも、したたかに強敵・横浜FCユース撃破を目指したが、前半の2失点でゲームプランが崩れ、残念な敗戦となってしまった。
「苦しい台所事情。完敗を認めざるを得ないです」と萬場努監督。それでも、他県のJクラブユースと真剣勝負する貴重な機会に「こういう舞台に来れたことは財産にしかならない」と捉え、今後へ向けた力になることを強調していた。
対戦した横浜FCユースにはU-19代表FW斉藤光毅(2年)やトップチームに昇格するMF安永玲央(3年)のように、一段階力の差を示す選手がいた。高体連から彼らのような存在を輩出することは簡単ではないが、プリンスリーグ関東に加わっていくためには今年の高嶋のような全国クラスの選手を複数育てることが必要。それを実感したチームは、より高いレベルを求めて選手育成に取り組んでいく考えだ。
中盤のキーマン・成島茉宏(3年)が高嶋に代わって最終ラインに下がったこともあり、横浜FCユース戦はチームが十分に機能せず力負け。それでも、長期離脱から復活してきたFW二瓶優大(3年)が59分間プレーし、交代出場のDF高橋隼人(3年)や注目GK木村謙一(3年)とポジションを争うGK古田碧都(3年)らがチームにエネルギーを加えていた。我慢強く守っていた時間帯やチャンスを作り出した部分もあり、貴重な2試合になったことは間違いない。強敵との対戦で得たことをプラスにして、選手権を迎える。
(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2018
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