[横山杯]2019年を飛躍の年へ…選手・チームの可能性探る法政二、横山杯は「色々な発見、収穫が多い大会に」
ゲキサカ / 2018年12月28日 22時2分
冬の「サッカータウン波崎」で全国の強豪校が成長を目指す「横山杯 第19回全国ユース招待サッカー大会」に参加する法政二高(神奈川)。今大会は選手だけでなく、チームの可能性を広げる場として位置付けている。
1st Division Topに参戦する法政二は、鹿島学園高(茨城)や武南高(埼玉)、千葉明徳高(千葉)らを抑え、4勝1分で予選リーグを首位突破。28日に行われた第2グループの決勝リーグ第1節・駒澤大高(東京)戦では、色々な選手を試し、ポジションも変えながら戦ったが、パスの精度や球際、運動量の部分で負けてしまう部分が目立ち、後半開始早々にクリアボールが相手に当たってゴールに吸い込まれる不運もあって0-3で敗れた。
それでも「試合ごとに違う課題が出てきているが、それをどんどんクリアして、いいチームになってきていると思う」とDF原田凪里(2年)が語るように、第2節の松本国際高(長野)戦では、結果的としてセットプレーから失点して3-3で引き分けたものの、正確にパスをつなぐ意識、高い位置から球際で激しくいくなど、選手たちは駒澤大高戦での反省を生かしてプレーしていた。
法政二の水島光監督は「基本的に来年のチームの個性を見る大会という感じ。勝ちたいですが、可能な限り選手を全員使いながら、ポジションもいじったりして試している。結果には満足していないですけど、いろんな発見があって楽しいし、収穫が多い大会になっている」と、選手たちの成長に目を細めた。
29日には決勝リーグ最終節・八千代戦(千葉)を控えている法政二。第1、2グループの首位同士が戦うファイナルゲーム(決勝戦)への出場は絶たれたが、「決勝リーグで勝ちがないので、絶対に勝てるように終わりたい」と原田は今大会最後の試合に意気込んでいる。
最終日の戦いは、来年への始まりでもある。原田は来年の目標として、「K1(神奈川県リーグ1部)でプリンスリーグ昇格。あと全国初出場」を掲げた。今大会で指揮官が得た“収穫”をいかして「4月から出遅れないようにチーム作り」(水島監督)を進め、2019年を飛躍の年にしてみせる。
(取材・文 清水祐一、取材協力 スポーツマネジメント)▼関連リンク
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