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[MOM2765]秋田商MF長谷川悠(3年)_感じた伝統、OBの父の前でゴール

ゲキサカ / 2019年1月1日 2時23分

MF長谷川悠が先制点を突き刺した。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 選手権1回戦 秋田商2-0四中工 フクアリ]

 秋田商高(秋田)の小林克監督は、「今シーズン最高のゴール」と称えた。それほど美しい流れで決まった。前半34分、左サイドに展開されたボールをMF鈴木銀華(3年)が上げると、ファーサイドで待っていたMF長谷川悠(3年)が胸トラップで受けて素早く左足を振り抜く。MF鈴木宝(3年)がニアでつぶれることまでを想定した狙い通りのゴール。長谷川は「来たなという感じ。自信を持って蹴れました」と誇らしげに振り返った。

 長谷川は「サッカー一家」に生まれた。父母ともにサッカー経験者で、父は秋田商OB。3歳年上の兄は県内のライバルである明桜高でプレーした。長谷川には物心つく前からサッカーボールを与えられていたという。

 中学時代はブラウブリッツ秋田U15で全国大会を経験。しかし「全国で勝ちたい」という思いで、選手権出場全国最多を誇る秋田商の門を叩いた。そして父が果たせなかった全国大会のピッチに立つと、「すごい喜んでいました」と話す父の目の前で、ゴールという最高の結果を残してみせた。

 この日は今年8月に亡くなった元監督の外山純氏を悼んで、喪章を巻いてプレーした。感じる伝統。「もう一度、秋商が全国で勝てるんだということをみせたかった」。たかが一勝、されど一勝。名門校復活ののろしは上がった。

(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2018

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