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まさかの大苦戦も…初戦5-0圧勝の大津、今度はPK制して“名将対決”へ

ゲキサカ / 2019年1月2日 22時12分

 さらに大分は後半36分、重見がわずかなスペースを突いてスルーパスを送ると、右サイドからPA内に駆け上がった菊地のクロスがGK松村龍之介(3年)を強襲。同アディショナルタイムには。自陣で立て続けにピンチを迎えたが、DF竹谷悠(1年)が2度のブロックを見せ、規定の80分間を同点で終えた。

 PK戦は大津の先攻。水野が落ち着いて中央に決めると、その後は大竹、MF高見柊真(3年)、福島の全員が成功した。対する大分は2人目のFW工藤元太(3年)がクロスバーに当てると、4人目の永松のキックはGK松村がストップ。ここで5人目を待たずに勝負が決まり、大津が苦しみながらも3回戦進出を果たした。

「ちょっと距離感を作れなかったし、(陣形が)縦に長すぎた。もう少しコンパクトにしてショートカウンターに行きたかった。うちがやりたいことを消されてしまった」。苦戦の要因を語った平岡総監督だが、勝利後ということで表情は晴れやか。「全部できたら僕の仕事がないので、持ち帰って頑張ります」と笑顔で先を見据えた。

 3回戦は青森山田との優勝候補対決。「Jリーガーを輩出した人数では僕に叶わないが、安定したものを持っているチームですね」。この日一番の笑みを見せた平岡総監督と黒田剛監督は、ロシアW杯を一緒に観戦したほどの間柄。初戦を6-0の大差で突破したライバルに対し、苦戦を乗り越えたチャレンジ精神で襲いかかっていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)
●【特設】高校選手権2018

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