檀崎抑えた“矢板の2番”DF後藤裕二が獅子奮迅の活躍「あそこで決められたら最高でした」
ゲキサカ / 2019年1月5日 23時39分
[1.5 選手権準々決勝 青森山田高2-1矢板中央高 等々力]
ピッチ上で攻守に違いを見せたのは矢板中央高(栃木)の2番だった。惜しくも敗れたが、DF後藤裕二(3年)は清々しい表情で取材陣に対応。「最後の大会にオール3年生で挑んで、自分たちのチームワークを発揮できた」。悔しさよりも充実感をにじませ、仲間への感謝を口にした。
誰の目にも止まる、獅子奮迅の活躍だった。まずは前半14分に先制点をアシスト。右サイドから投げ入れたロングスローはDF三國ケネディエブス(3年)に跳ね返されたが、自らこぼれ球を拾ってクロスを供給。「GKが出られないボールを蹴れば入るなと思った」と、MF眞島聖弥(3年)の先制点をお膳立てした。
右サイドバックを担う後藤は札幌内定MF檀崎竜孔(3年)と対峙し、“エース封じ”を完遂。ボールを持てば激しく寄せ、プレミアリーグ得点王に自由を与えず、「自分の距離感に持っていけた」と手応え。プリンスリーグ関東で代表やエース級の選手と渡り歩いてきた経験が生きた。
1対1の対応、抜群のボール奪取力も光り、鋭いカウンター攻撃を阻止した。自陣深い位置に残ってコーチングしながら、ドリブルで仕掛ける相手から冷静にボールを奪取。試合終盤だったが、そこから相手ゴール前まで全速力で駆け上がってチャンスをつくるなど、豊富な運動量が際立った。
“矢板の2番”は最後まで躍動した。ラスト10分は3バックに布陣を変えると、前線にポジションを上げ、最後の猛攻の中心を担った。最大の決定機は後半40分。エリア内に抜け出した後藤はGKとの1対1から決定的なシュートを放ったが、相手GKのビッグセーブに阻まれ、そのまま試合終了。「あそこで点を決められたら最高でした」と笑顔で振り返った。3年間の宝物を持って、次のステージへ。プロ入りを目標に掲げ、順天堂大で新たなスタートを切る。
(取材・文 佐藤亜希子)
●【特設】高校選手権2018 (写真協力『高校サッカー年鑑』)
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