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「ゴールが遠かった」日本航空高シュート19本が空砲…前日の女子に続き涙

ゲキサカ / 2019年1月5日 23時26分

日本航空は8強敗退(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.5 選手権準々決勝 瀬戸内高1-0日本航空高 フクアリ]

 シュートは相手と同数の19本。しかしゴールネットを揺らした数で差がついた。選手権初勝利を挙げた今大会でベスト8まで勝ち上がっていた日本航空高(山梨)だったが、瀬戸内高に0-1で敗れた。

「力はほぼほぼ出せたと思うけど、ゴールは遠かった」と悔しさを隠せない様子の仲田和正監督。しかし「瀬戸内さんの気迫、災害でボランティアに行ってとかいう経験はすごいなと。執念的なものを感じた」と素直に負けも認めた。

 今季は夏のインターハイで山梨県代表の山梨学院高が初優勝。この結果は予選で戦った際には0-2で敗れていた日本航空にとっても、日本一を身近に感じることが出来る出来事だった。主将MF塚越誠也(3年)は「日本一も遠くはないなと思って、頑張ってきた」と明かす。

 また同時期に開催されている第27回全日本高等学校女子サッカー選手権大会に女子サッカー部も出場。惜しくも4日の2回戦で敗れてしまっていたが、主将のDF田澤友梨奈とは同日夜にLINEで「女子の分まで頑張って」「女子の分まで頑張るから」というメッセージをかわし合っていたのだという。

 6年ぶり2度目の出場でベスト8。「私含め、選手も物足りなさを感じていると思う」と話す指揮官だが、「先人を越えたという部分では誇れるんじゃないか」と歴史を作ったイレブンを称える。主将も「この経験をした選手も多いので、この経験を活かして頑張ってほしい」と涙ながらに後輩たちにバトンを渡していた。 

(取材・文 児玉幸洋)●【特設】高校選手権2018

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