「自分たちの甘さが出た」矢板中央のU-19フットサル代表FW大塚は次のステージへ
ゲキサカ / 2019年1月6日 6時50分
[1.5 選手権準々決勝 青森山田高2-1矢板中央高 等々力]
プリンスリーグ関東王者矢板中央高(栃木)は準決勝進出を逃し、大会から姿を消した。交代選手3人を含め、出場した全員が3年生。FW大塚尋斗(3年)は「オール3年生で出られたのは誇りです」と胸を張った。
「守備陣が頑張ってくれて、自分が出たら絶対に点を取って埼玉スタジアムにいこうと思っていた」。大会前に左足ふくらはぎの肉離れを起こし、出場機会は限られた。2回戦は後半25分、3回戦は後半21分からの出場。3回戦は後半開始から出場し、190cmFW望月謙とツインタワーを形成した。
先制後は矢板らしい堅牢を築いて前線のスペースを消し、流れの中からのシュートを跳ね返し続けた。しかし、ロングスロー2本で攻略され、逆転負け。「自分たちの甘さが出て負けた試合かなと思います」。万全ではなかった自身もゴールは遠く、大会無得点に終わった。
厳しい練習を積み上げ、仲間と切磋琢磨して充実の3年間を過ごした。矢板中央で鍛え上げたプレーは競り合い、体の使い方、駆け引き。「全然守備をやらない人間だった」という大塚にも前線からのプレッシングや球際を求められ、「矢板中央にきてからは守備をメインでやるようになった」と守備力の基準を上げた実感がある。
大塚はU-19フットサル日本代表メンバーの顔も持つ。2017年8月に初出場した第4回全日本ユース(U-18)フットサル選手権大会で、初優勝に貢献。1大会の個人最多記録を更新する19得点を叩き出し、大会得点王とMVPを獲得した。卒業後は「呼ばれればフットサルもプレーする」意向だが、選んだのはサッカー。法政大でサッカーを続け、次なる目標に向かって。
(取材・文 佐藤亜希子)
●【特設】高校選手権2018
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