「長谷部さんが引っ張っていたけど…」槙野、選手間ミーティングを提案
ゲキサカ / 2019年1月8日 3時58分
「初戦が大事」——。すでに語り尽くされたかのように思われる心構えだが、日本代表DF槙野智章(浦和)は自らの行動で表現しようとしている。初戦を2日後に控えた練習後、「これまで長谷部さんが引っ張ってきていたけど、何人かに選手でミーティングを開きたいと相談した」と明かした。
初戦の相手はFIFAランキング127位のトルクメニスタン。同50位の日本にとって明らかに格下の相手だが、それだけに勝利が絶対条件の一戦となる。槙野によれば、森保一監督は「相手を過小評価しないこと」「全ては自分たち次第」という要素を強調し、トレーニングを進めているという。
すでにアジアでは強豪国にあたるオーストラリア、タイが黒星スタートとなり、韓国、中国なども苦戦含みの立ち上がり。槙野もこの結果を踏まえて「それだけアジアの中でも差がないことを分かっているし、初戦の難しさを分かっている。大会の入りをチームで気をつけていかないといけない」と警鐘を鳴らす。
そんな中で求めたのが選手間ミーティングだ。「大会前に話す機会が大事だと思う。大会レフェリーから注意事項の説明も受けたけど、一つのプレー、一つの動きで結果が変わってしまう」。各国の審判団が集まる国際試合では予期せぬ判定も考えられるため、そういった点も含めて話し合う場を持つ予定だという。
また、主審の笛は守備陣にとってさらにデリケートな問題だ。「相性やさじ加減を合わせないといけない」(槙野)。今大会では開催国UAEの開幕戦で疑惑のハンドリング判定が起き、準々決勝以降はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の採用を予定。「(VAR採用試合では)オフサイドの旗が上がるのが遅いんですよね」と規定への理解も進めつつ、万全の準備で大会に臨もうとしている。
(取材・文 竹内達也)●アジアカップ2019特設ページ
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