24年間の現役生活に幕…名古屋GK楢崎が引退を発表「最高のサッカー人生で後悔はありません」
ゲキサカ / 2019年1月8日 15時56分
名古屋グランパスは8日、GK楢崎正剛(42)が18年シーズンをもって現役を引退することを発表した。
95年に奈良育英高から横浜フリューゲルスに加入した楢崎は加入初年度から定位置を確保すると、翌年以降も正GKを務めて96年と98年にはJリーグベストイレブンに選出された。98年限りで横浜Fが消滅すると、翌シーズンから名古屋に完全移籍。10年のリーグ初制覇に貢献して自らはリーグMVPを受賞するなど、長年、最後方からチームを支え続けた。しかし、在籍20年目を迎えた昨季はリーグ戦で1度もベンチ入りすることなく、シーズンを終えていた。史上最多となるJ1リーグ通算631試合出場を果たし、J2リーグでも29試合に出場した。
また98年にデビューを果たした日本代表では77試合に出場。98年フランス大会、02年日韓大会、06年ドイツ大会、10年南アフリカ大会と4度のW杯を経験し、00年にはオーバーエイジとしてシドニー五輪に出場していた。
以下、クラブを通じて発表された楢崎のコメント全文
「2018シーズンをもって24年の選手生活を終えることになりました。
新しい年になり、新シーズンへ向けてスタートを切ろうとするこの時期にこのような発表になったこと、最後にゴールマウスの前でプレーする姿をお見せできず終わってしまったことを、申し訳なく思います。
横浜での4年、名古屋での20年、良いことも悪いことも全てが夢のような経験、最高のサッカー人生で後悔はありません。
2つの愛するクラブ、横浜フリューゲルスと名古屋グランパスで一緒にプレーした全ての選手、現場のスタッフ、クラブスタッフ、関係者の皆さん、また、長くプレーしてきた日本代表においてもともに闘った仲間やスタッフ、協会関係者の方々。いつも支援していただいたパートナー企業の皆さん。多くの皆さんのおかげでここまでプレーすることができました。その全ての方たちから刺激をもらい成長させてもらえたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
そして何より、新人だった頃から応援してくれたフリューゲルスサポーター、99年に移籍してきた不器用で若かった僕を受け入れ、信頼して、愛してくれた名古屋グランパスのサポーターの皆さんにはいくら感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。
これからはプレーヤーとしてではなく、違った形でクラブや日本のサッカーの発展のために力を尽くせていけたらと思っています。24年間多くのご声援をいただき本当にありがとうございました」
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