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「隼磨さんから…」シュミット、楢崎との“師弟関係”を希望

ゲキサカ / 2019年1月9日 0時55分

GK楢崎正剛について語った日本代表GKシュミット・ダニエル(仙台)

 4大会連続でW杯の日本代表メンバーに選出され、2大会でゴールマウスを守ったGK楢崎正剛(名古屋)が8日、現役引退を発表。GKシュミット・ダニエル(仙台)は「一緒にプレーしてみたかった」と惜しみつつ、「もし指導者になられるなら、指導を受けてみたい」と目を輝かせた。

 アジアカップ初戦のトルクメニスタン戦を翌日に控えた8日、順番制の取材対応を担当したゴールキーパーはシュミットのみ。必然的に同日に引退を発表した楢崎に関する質問を向けられると「間違いなく代表を引っ張ってきたGKの一人」と尊敬の念を示した。

 また「色んな人から楢さんの話を聞いていた」と言及。自身にとっては松本山雅FC時代の同僚で、楢崎とは名古屋で共にプレーしていたDF田中隼磨の名を挙げ、「隼磨さんから『一緒にやってみたら良いよ』と言われていた」と明かした。

 偉大な守護神と共にプレーするという願望は叶わなかったが、このまま国内トップレベルのGKとして成長を続けていけば、どこかで師弟関係が実現することもあり得るはず。そのためにも、自身にとって初の国際舞台となるアジア杯での活躍に向けて、「とにかく良い準備をして試合に向かうだけ」と気持ちを集中させている。

 これまでの親善試合では、GKの出番はほぼ横並びとなっており、現状の正守護神争いは不透明。「この大会に限れば自分が一番手を取ってやるという気持ちじゃなく、チームで優勝できることを考えてやるべき。そういうメンタリティーです」。チャンスを掴む時を虎視眈々と狙いつつ、ピッチ内外の両方で貢献する心構えをしているようだ。

(取材・文 竹内達也)
●アジアカップ2019特設ページ

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