青森山田からハットの衝撃…尚志FW染野唯月「チームを勝たせられなかった」
ゲキサカ / 2019年1月12日 23時20分
[1.12 選手権準決勝 尚志高 3-3(PK3-4)青森山田高 埼玉]
先制点を奪った。そして逆転を許した後には試合をひっくり返す2ゴールを記録。間違いなく、この試合で輝きを放った一人だった。しかし、尚志高(福島)FW染野唯月(2年)はチームを決勝へと導くことができずに「残念です」と悔しさを滲ませた。
2試合連続ゴール中のストライカーが試合を動かす。前半26分、「ゴールに向かうシュート性のボールを蹴ってほしいと言った」とDF沼田皇海(3年)が蹴り込んだ弾道の低いFKに反応。「本当に良いボールが来た」とニアサイドに走り込んで右足で合わせたボールがネットを揺らし、先制点となる3試合連続ゴールを記録した。
そして、後半11分と同18分に失点して逆転された直後の同23分、圧巻のプレーを披露する。右サイドを突破したMF加瀬直輝(3年)の折り返しを受けると、「ゴール前での落ち着きがうまく出た」と冷静なシュートフェイントでDF澤田貴史(3年)、DF 二階堂正哉(3年)、GK飯田雅浩(3年)と3人もの選手を翻ろう。無人のゴールに左足で蹴り込み、試合を振り出しに戻した。さらに同30分には加瀬の鋭いスルーパスから抜け出すと、飯田の動きを見極めて右足で流し込んでハットトリックを達成した。
しかし、試合終了3分前に追い付かれたチームはPK戦の末に敗れ、決勝進出を逃した。
「点を決められたのは嬉しいけど、チームを勝たせられなかった。今後はチームを勝たせるプレーヤーになりたい。今日の試合でそれができなかったのは残念だけど、これからもチームのために頑張っていきたい」
U-17日本代表にも名を連ねるストライカーは、12月31日の1回戦・神村学園戦(1-1PK5-3)後に「大迫(勇也)選手のようなプレーを見せて、僕も『半端ないって』って呼ばれたい」と笑顔を見せて答えていた。あれから、約2週間。勝利こそ逃したが、青森山田相手にハットトリックを達成したパフォーマンスは、「半端ないって」と呼ぶに相応しかった。
(取材・文 折戸岳彦)
●【特設】高校選手権2018
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
青森山田が活かした「1年前の教訓」。冷静に失点ゼロを徹底、PK戦で矢板中央を振り切る
ゲキサカ / 2024年7月31日 6時13分
-
後半ATの劇的同点弾から9人目までもつれ込むPK戦で粘り勝ち!「群馬ラウンドの代表」川崎F U-18は確かな実力者・福岡U-18を撃破して初の決勝進出!
ゲキサカ / 2024年7月30日 20時11分
-
なでしこ、逆転勝ちに田中美南は涙 前半にPK失敗…チームは後半AT弾2発
FOOTBALL ZONE / 2024年7月29日 2時15分
-
神栖ワールドユースフットボール準決勝でインハイ出場校対決。耐えた帝京が2年生FWの一発で追いつき、尚志にPK戦勝利
ゲキサカ / 2024年7月15日 22時43分
-
3回戦唯一のJ1勢対決は湘南に軍配! 鈴木章斗ゴラッソで東京V撃破しベスト16進出【天皇杯】
超ワールドサッカー / 2024年7月10日 21時0分
ランキング
-
1「可愛らしいと思って検索したら…」 五輪レスリング中継の“声”の正体が話題「声を聞いて泣けてきた」
THE ANSWER / 2024年8月7日 11時21分
-
2開心那はもちろん「金」も「銅」も母親は日本人…銅のブラウン「こんなに日本人がいるなんてね」
読売新聞 / 2024年8月7日 8時38分
-
3「俺なら2歩目で溺れる」 五輪マーメイドの水中ムーンウォークに海外仰天「物理の法則を…」
THE ANSWER / 2024年8月7日 8時13分
-
4選手村に衝撃の情報「食事にミミズが入っていた」 海外選手から止まらぬ苦言「東京の食事は良かったが…」
THE ANSWER / 2024年8月7日 13時3分
-
5日本の「お家芸」はなぜ大惨敗だった?競泳&バドミントンは復権どころかさらなる凋落危機
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月7日 11時47分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください