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「尚志の分も」…流経大柏MF岡本は“福島県代表”としても決勝へ

ゲキサカ / 2019年1月12日 21時17分

前半4分に先制点を決めたMF岡本竜(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.12 選手権準決勝 瀬戸内0-5流経大柏 埼スタ]

 流通経済大柏高の先制点は前半4分、MF熊澤和希(3年)のスルーパスに左サイドから斜めに走り込んだMF岡本竜(3年)が右足ループシュートでGKとの1対1を制した。

「練習ではやっていない形だったけど、クマなら出してくれると信じて走りました。ゴールが決まった瞬間?最高に気持ち良かったです」

 決勝では敗れた仲間の想いを背負って戦うことになる。岡本は福島県いわき市出身。その福島代表だった尚志は、この日の第1試合で青森山田に敗れ、決勝進出を逃していた。

 尚志には中学時代に県トレセンで一緒にプレーしたFW二瓶由嵩(3年)とMF吉田泰授(3年)が在籍。「尚志の分までもという思いはある」と気合を入れ直す。

 決勝の青森山田には今季1分1敗と勝てていないが、4月22日のプレミアリーグ第3節の対戦で岡本はヘディングでゴールを記録。「いい印象は少しある」という相手でもある。「決勝でも必ず点を取りたい」。選手権初ゴールで得た自信を胸に、堂々と決勝のピッチに立つ。

(取材・文 児玉幸洋)●【特設】高校選手権2018

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