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落ち着き払ったPK弾…檀崎は自身2度目の選手権決勝へ「魂と魂のぶつかり合いになる」

ゲキサカ / 2019年1月12日 23時4分

1G1Aの活躍を見せたMF檀崎竜孔(写真協力=高校サッカー年鑑)

[1.12 選手権準決勝 尚志高 3-3(PK3-4)青森山田高 埼玉]

 青森山田高は前半26分に先制を許したが、MF檀崎竜孔(3年、札幌内定)が反撃の後半に1ゴール1アシストの活躍を見せた。後半11分、MFバスケス・バイロン(3年)がPKを獲得すると、檀崎がペナルティスポットについた。

 2万3083人の観客が埋めた埼玉スタジアム。緊張感漂う場面だったが、2年前も決勝のピッチに立っているエースは落ち着き払っていた。GKとの駆け引きから右足で真ん中に蹴り込み、試合を振り出しに戻した。

「PKは自信がある。今日も結果につながってよかった」。後半18分には左CKのチャンス。相手の守りを揺さぶってから右足でインスイングのボールを蹴り込み、192cmのDF三國ケネディエブス(3年、福岡内定)の頭に合わせ、2-1と逆転に成功した。

「練習通りだった。ああいう場面でいいボールを上げられたのはよかった」。そこから逆転を許したが、終了間際のゴールで3-3に追いつき、迎えたPK戦。1人目のキッカーを務めた檀崎は再びプレッシャーをはねのけ、コースを突いたキックを沈めて勝利を呼び込んだ。

 大会を通して厳しいマークに遭い、プレッシャーの中で自由にボールを持つ場面は限られている。「持ったら2枚はくる。早く付けて動いたり、仲間を使うことを繰り返していきたい」。流通経済大柏高との決勝戦は「魂と魂のぶつかり合いになる」と覚悟している。自身2度目の選手権決勝へ。平成最後の選手権を青森山田で締めくくる。

(取材・文 佐藤亜希子)
●【特設】高校選手権2018

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