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あの抽選会から初出場4強まで…瀬戸内主将MF佐々木達也、“鬼プレス”は「想像以上」も悔いなし

ゲキサカ / 2019年1月13日 6時50分

瀬戸内高の主将MF佐々木達也(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.12 選手権準決勝 瀬戸内0-5流経大柏 埼スタ]

 初出場校の快進撃はベスト4で止まった。平成最後の選手権で悲願の初出場を果たした瀬戸内高(広島)はその名を全国に広めた。歴史を作ったチームの主将MF佐々木達也は「悔いはないです」と胸を張った。

 準決勝は流経大柏の連動した“鬼プレス”に真っ向勝負を挑んだ。しかし、パスサッカーは序盤から相手のプレスの餌食となり、失点を重ねた。「想像以上のプレスで、自分たちも思い通りのサッカーができなかった。これが全国レベルかと感じました」。佐々木は涙も流したが、清々しい笑顔も見せた。最後は力負けを喫したものの、「やり切った」という実感もある。

 チームは昨夏、ポゼッションを重視するサッカーに転換。新スタイルを積み上げて選手権の舞台も臆せず戦い、初出場でベスト4進出の躍進を遂げた。「これまで続けてきたことを出せば、どの相手とも戦えるという自信を持ってこの大会に臨んだ。自信を持ってプレーすることができたと思います」。

 自身は昨年11月の抽選会で“引きの強さ”を発揮し、開会式で選手宣誓の大役を務めた。「選手権では人生で一番と言えるくらい、いい経験をさせてもらった。選手宣誓もそうだし、このピッチで流経さんと試合もさせてもらった」。卒業後は青山学院大でサッカーを続け、さらなる高みを目指す。FW中川歩夢(2年)ら後輩に「必ず自分たちのリベンジをしてほしい」と思いを託した。

(取材・文 佐藤亜希子)
●【特設】高校選手権2018

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