次戦は大幅入れ替えか…控えの立場認める青山「食らいついていく」
ゲキサカ / 2019年1月14日 21時4分
苦戦が続きながらもアジアカップ2連勝を果たし、決勝トーナメント進出を決めた日本代表。グループリーグ第3節のウズベキスタン戦(17日・アルアイン)では大幅なメンバー変更も予想されている。そのため、控え組にとって絶好のチャンス。ここまで不出場のMF青山敏弘(広島)は「次の試合はもっと大事」と闘志を燃やした。
初戦のトルクメニスタン戦(◯3-2)、第2節のオマーン戦(◯1-0)といずれも1点差での勝利。アジアの舞台で難しい戦いを強いられている森保ジャパンだが、長年にわたって指揮官と共に戦ってきた32歳は冷静だ。「苦しみながらも結果が出ている。大事なのはチームとして勝つこと」とネガティブな気持ちはない。
ここまで2試合に出場した選手は15人。交代カードは計3枚しか使っておらず、“総力戦”という触れ込みとは異なる立ち上がりを迎えている。だが、首位通過がかかる第3節では「出なかった選手が次は多く出られる」(青山)と展望。自らの出番にも「守備は大事だし、そこから攻撃でいいものを出せる」と自信を語る。
本職となるダブルボランチはDF冨安健洋の台頭もあるうえ、MF遠藤航、MF柴崎岳のコンビが盤石。自身も「昨日の試合も間違いなく良かったし、今のベストはあの組み合わせ」と認めるところだ。だからこそ、次の出番が重要。「いつ試合に出てもそこに食らいついていく、結果の出せる選手じゃないといけない」と力強く意気込む。
「自分よりチームの勝利が一番というのは全員が共有しているし、その枠を越えて自分を出すような選手はいないし、この先も居ない」と語ったように、出番争いよりもチームの勝利が重点要素。「大事なのはこの先、結果を出し続けること」と繰り返し述べ、チームの勝利のために戦う姿勢を強調した。
引き分け以下でも2位通過となり、対戦相手や移動の関係ではポジティブな面も予想されるが、目指すのは1位通過のみ。「目の前の試合で勝てないと、2位で(決勝トーナメントに)行っても何もならない。チームの歯車、流れを絶対に壊したくない。全員の力を出すために次の試合はもっと大事」。チームの総力が問われるアジアの舞台、立ち上げキャプテンに率いられる控え組がその真価を体現する。
(取材・文 竹内達也)
●アジアカップ2019特設ページ
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