長友からの助言も胸に信念貫く北川航也「自分の動き出しは無駄じゃない」
ゲキサカ / 2019年1月17日 2時6分
名誉挽回の機会はすぐにやってくる。17日のウズベキスタン戦に向け、日本代表の森保一監督はメンバーの大幅な入れ替えを明言しているが、FW北川航也(清水)は13日のオマーン戦(○1-0)に続いて先発が濃厚。9日のトルクメニスタン戦(○3-2)にも途中出場している22歳は「1戦目より2戦目、2戦目より3戦目と、試合ごとに成長できていると思う。明日の試合ではこないだの試合よりもいいパフォーマンスを見せたい」と意気込んだ。
前日15日の練習前にはタッチラインの外でDF長友佑都と話し込む姿が見られた。オマーン戦後、「彼とも話したい。若手が生き生きプレーできていないのはベテランである僕らの責任」と話していた長友からは「2試合やってみてどうかというのを聞かれた」そうで、北川は「1試合目のあのミスを引きずっている部分があると思います」と正直に答えたという。
途中出場でアジアカップデビューとなったトルクメニスタン戦では自身のボールロストからカウンターを浴び、失点につながるPKを招いた。続くオマーン戦には1トップで先発したが、シュートを打てないまま後半12分に交代。長友はMF本田圭佑やFW岡崎慎司の名前も挙げ、「だれでもミスをするし、全部うまくいった選手はいない」と励まし、「ミスを恐れたら体が硬くなって動かなくなる」との助言を送った。
「同じミスをしてはいけないけど、チャレンジのミスは前向きに捉えていきたい」と気持ちを切り替える北川はオマーン戦後、周囲の選手に対して「(ボールを)持ったら裏を見てくれと話している」と要求していることも明かした。「自分の動き出しの質と量を上げていければ」。そう話すストライカーの信念はブレていない。
「常に結果が求められるポジション。得点が必要なことは分かっているし、それがないと上に行けないのも分かっている」。そう前置きしたうえで、「自分のところに(相手のマークが)2枚いるから味方がシュートを打てているという実感もある。自分の動き出しは無駄じゃなかったというのもある」と強調した。
ウズベキスタン戦ではトップ下気味にポジションを下げ、FW武藤嘉紀と縦関係の2トップを組むことが予想される。「周りの選手といい関係をつくっていくことが自分の特徴でもある。前線で駆け引きし続けることも大事。自分にマークが付けば、味方が空いてくる。常に駆け引きしながらボールを引き出していければ」。周りを生かし、自分も生きる。自分の良さを見失うことなく、自身のスタイルで森保ジャパンに貢献するつもりだ。
(取材・文 西山紘平)
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