苦しむ若手に理解を示す柴崎「僕自身、良いことも悪いこともあって今の立場にいる」
ゲキサカ / 2019年1月17日 2時7分
経験豊富なDF長友佑都やFW大迫勇也が自分らしさをなかなか出すことのできない若手に対して奮起を促す中、日本代表MF柴崎岳(ヘタフェ)は違う目線でチームを見ているようだ。時に苦しい時期も経験した身として、背番号7が率直な思いを語った。
「良い意味でも悪い意味でも、本人というか、その選手のありのままが出ているのではないかと思う」。柴崎はじっくりと言葉を選んだ。そして、「僕自身が自分をどう見るかもそうですが、ピッチ上で出ていることがその選手の現状を表していると思う」と言った。
日本代表にいる選手はだれもが能力があるからこそ、ブルーのユニフォームを身にまとっている。その中でピッチで積極性を出せない、要求が見えてこない選手に対して、柴崎は理解を見せた。それは「僕もそうでしたが、最初から今みたいなプレーができていたわけではない。良いことも悪いこともあって、今こういった立場にいると思う」というのが理由だ。
「経験したことのない舞台や世界でプレーするときはいつもより自信がなくなったりという気持ちになることは分かる。そのときに乗り越えられなくてもいい。それからの自分の行動次第でその先を変えられるのではないかと思う」。性急に何かを求めるばかりではなく、時間をかけて気づいていくのも重要だということなのだろう。
ターンオーバーでベンチスタートとなることも予想される17日のウズベキスタン戦に向けては「このグループリーグでは一番強い相手だと思う」と認めながらも、ここまでの2試合を経た中で感じている日本代表の成長が武器になると思っているようだ。「チームの成長は感じている。2戦目の方が落ち着きもあったし、チームとしての骨格がだんだんと出てきている」と手応えを口にする。
「周りがつくり出した環境で選手の資質や価値が変わってくると思う。僕の場合は年月とともに意識が徐々に芽生えつつあると感じているところ」。柴崎自身も今なお成長の階段を上がっている。
(取材・文 矢内由美子)
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