チーム始動日に異例の退団発表…渦中の伊野波が胸中語る「最も苦しい1年」「今回の結論は…」
ゲキサカ / 2019年1月19日 16時52分
昨季までヴィッセル神戸に所属した元日本代表DF伊野波雅彦(33)が19日、自身のツイッター(@inoha19)を更新し、チームを去るにあたっての思いを綴っている。
2012年にハイデュク・スプリト(クロアチア)から神戸に加入した伊野波。チームのJ2降格に伴い、翌2013年に磐田へ完全移籍したが、2016年に神戸へ復帰した。昨季はリーグ戦で神戸加入後最少となる10試合の出場。チームの新シーズン始動日だった今月17日に契約満了が発表されていた。
伊野波はツイッター上で複数回に分けてコメントを投稿し、現在の心境を吐露。最初に「ヴィッセル神戸を愛する皆様」と書き出し、「本来ならピッチ上で、皆様に直接感謝の気持ちを伝えるべきだと思いましたが、SNSでお伝えする形になってしまい申し訳ありません」と謝罪した。
「僕が欧州挑戦に行き詰まっていた7年前、戦う場を与えてくれたのが神戸でした。そのクラブをJ2に落としてしまった上に磐田に移籍した僕に、再び戦う場を与えてくれたのが3年前。2016年2月27日、4年ぶりにクラブの一員として立ったノエスタのピッチで聞いた神戸賛歌、僕への温かい声援は忘れられません」
加入当時を振り返った伊野波は「昨季は僕のプロ人生の中で、最も苦しい1年でした」と明かしつつ、「世界的名手のポドルスキ、イニエスタらとともに戦えたこと、ピッチ内外で自分と向き合えたこと、このクラブの一員でいられたことは、今後の僕のサッカー人生、さらには人生そのものにプラスになると確信しています」と前向きに語っている。
そして退団の経緯について「ヴィッセル神戸が持つアジアNo.1を目指す上での強化方針と、僕の思いを向き合わせた結果、導き出されたものです」と説明。「僕はクラブを離れますが、これからも神戸の1サポーターとして、ヴィッセル神戸の飛躍を祈っています」と激励の言葉を送り、「4年間、苦楽をともにしていただき、熱いサポートをしていただき、本当ありがとうございました!!」と感謝を伝えた。
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