決勝Tを“サバンナ”に例えた長友「ワクワクを超えてホクホク」
ゲキサカ / 2019年1月21日 0時45分
自身3度目のアジアカップはここからが本番だ。日本代表DF長友佑都(ガラタサライ)は決勝トーナメントを前に「このプレッシャーがあるから代表に残り続けたい、プレーし続けたいと思っている。これが醍醐味。日の丸を背負って生きるか死ぬかの戦いですよね」といつも以上に饒舌。「ワクワクを超えてホクホクです」と独特の表現で意気込んだ。
これまで代表を背負ってきたベテランたちがチームを離れる中、32歳の長友は“カタール行き”の目標を早々に宣言。その心を突き動かしているのは『代表の重圧、プレッシャー』だという。
「そういうサッカー人生を歩んでいきたいし、チャレンジしたい。4年後を目指すのも、このプレッシャーと重圧があるから。これは何物にも代えがたい。成長していくという意味でも、もっと研ぎ澄まされるという意味でも、もっと洗練されるという意味でも、これがないといけない」。
3回のW杯をはじめ、UEFAチャンピオンズリーグなど、世界トップの戦いを何度も経験してきた長友。しかし、その重圧はアジア杯でも襲いかかるという。「日本代表、いや、日本を背負っていますから。簡単には言えないレベルです」。これからの決勝トーナメントでは重圧はなおさら大きくなる。
長友にとって目の前の一発勝負は「日本が成長していくかどうかのターニングポイント」だという。親善試合、グループリーグを無敗で切り抜けた森保ジャパンだが、負ければ敗退という試合に臨むのは初めて。とりわけ経験の少ない若手選手にとっては、ここで戦うことができるかどうかが未来のキャリアを決定づけると考えている。
「負けたら終わりというプレッシャーを背負うと、サッカー選手としてだけではなくパーソナリティーも問われる。今回でそのレベルが見える」。今大会の練習ではMF堂安律、DF冨安健洋と共に過ごす時間が長く、メンタリティーは受け継がれている様子。「サバンナで生きている動物と、危険がないところの動物とじゃ洗練のされ方が違う。厳しい中で生き残るか」と期待を寄せている。
常日頃から「ここで戦えないと生き残れない」と口にしている自身にとっても試される決戦だ。アジアサッカー連盟(AFC)の選ぶグループリーグMVP候補に選ばれたが、「本当にそれ長友ですか?」と一笑。「僕の中の長友はまだまだやれる」。そんなパフォーマンスを一戦必勝のステージで見せつける構えだ。
(取材・文 竹内達也)
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