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横浜F・マリノスの知的障がい者チーム「フトゥーロ」が神奈川県大和市で講演「僕たちの夢」

ゲキサカ / 2019年1月21日 7時57分

 中学からフトゥーロに入った小林は、学校で障がいを理由にいじめられた経験を持つ。当時は感情のコントロールが難しく、逆上してけんかに発展してしまうこともあったという。

「中学のときは悔しい思いをしました。中学の部活とフトゥーロと両方参加していたんですが、どうしてもフトゥーロを優先しなければいけないときに部活の先生に相談に行くと『どっちが大事なんだ』と突き放されました。でもそんなとき、フトゥーロの存在が大きかった。とにかく僕たちとの距離が近いんです。特別な言葉があるわけではないんですが、いつもそばにいてくれる感じで、癒しに近い感情を持たせてくれました」

 そんな小林はマリノスの一員としてサッカーを通して、感情の制御の仕方も学び、日本代表候補に選ばれる選手にのぼりつめた。全国にサッカーをプレーする友人が増え、その自信が小林の人間性をたくましくした。

「マリノスを背負っているという誇りもありますし、そのことで代表に選んでもらったことも自信になりました。まずはマリノスで全国大会に行きたいです。代表では海外遠征にいくチームに選ばれたことがないので、そこに入ってみたい。できるかどうかはわかりませんが、海外で選手にもなってみたい。サッカー選手として1年でも長くやってみたいんです」

 クラブの思惑を超えて、選手の視線は世界に向く。障がい者サッカーの「ルーツクラブ」から、また新しい道が切り開かれるかもしれない。

(取材・文 林健太郎)
●障がい者サッカー特集ページ 

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