反撃のシーズンへ…U-20W杯出場誓うFC東京MF平川怜「今はそこに向かっている」
ゲキサカ / 2019年1月21日 21時0分
FC東京の下部組織で育ったMF平川怜は将来を嘱望され、高校2年生だった2017年11月にプロ契約を結んだ。しかし、飛躍を誓った2018シーズンは負傷からスタート。理想の一年には遠かったが、くすぶっていた想いをぶつけ、反撃のシーズンへ。00年組の中心に君臨したMFはU-20W杯出場への意識を強めている。
――昨年は負傷から始まったシーズンになりました。
「大怪我も手術もリハビリも全てが初めてだったので、最初はその苦しみをあまりよく分かっていなくて、ただリハビリに取り組んでいた感じでした。シーズンが始まると、周りがサッカーをしている中で自分ができない状況にストレスが溜まって、苦しみました。その間はウエイトトレーニングや筋力トレーニングをして、筋肉を増やしながら体脂肪を落としました。怪我をしてからは筋力トレーニング、食事、どちらに対しても意識が高くなりました」
――復帰後はJ3を主戦場として、どういう部分に成長を感じていますか。
「最初の頃よりはJ3で余裕を持ってプレーできるようになりました。ゴールに絡むプレー、ゴール前に飛び出していく回数が増えているので、そういう部分に手応えはあります。守備面でもフィジカルの向上は感じていて、ボールを奪い切る部分は徐々に良くなっていると思います」
――トップチームで出場機会が限られたことはどう捉えていましたか。
「J1の試合には1試合しか出ていなくて、個人的には物足りないシーズンでした。J3で圧倒的な結果を残せなかったのでJ1に絡むことができなかったのだと思いますが、試合に出られない、ベンチにも入れなかったことには悔しさが強いです」
――今年はU-20W杯イヤーです。昨年のU-19アジア選手権出場はかないませんでしたが、U-20W杯までの道筋をどう描いていますか。
「U-19アジア選手権前のメキシコ遠征が良い感触だったこともあって、メンバーから外れてすごく悔しかったという想いはあります。スタメンを奪わないといけないので、U-20W杯まで残り4か月、しっかりと自分のチームで試合に出続けることを一番に考えています。もちろん代表では自分がスタメンで出て、チームの中心になるのが理想です」
――平川選手にとってU-20W杯はどういう位置付けの大会ですか。
「U-20W杯は今後、海外でプレーする可能性を踏まえてもすごく重要な大会になると思っています。まずはU-20W杯に出場することを目標にしていて、今はそこに向かっている意識が強いです。チャンスがあれば海外でプレーすることもできると思うので、そのチャンスをつかめるようにアピールすることが大事だと思っています」
――海外挑戦への強い想いはブレないですね。その原動力は何ですか?
「自分が憧れていた舞台が海外だったので、小さい頃から思い続けてきたことが今につながっています」
――新シーズンの相棒『COPA 19(コパ 19)』の印象を教えてください。
「スパイクを選ぶときにボールタッチのところを一番大事にしていて、自分の感覚と合うものにしています。『COPA 19(コパ 19)』はそういう部分が合っていて、フィット感が良いです」
――昨年の経験を生かして、どんな一年にしたいですか。
「J3に出場し続けたことで自分の中で積み上げてきたものがあるので、それを伸ばしていきたいです。怪我をすると取り返すのに時間がかかるので、怪我をしない体作りをする意識も高くなっています。悔しかった経験を今シーズンにつなげていきます」
(取材・文 佐藤亜希子)
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