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20歳冨安が決勝ヘッド!! 森保J、強豪サウジを辛くも破って8強へ

ゲキサカ / 2019年1月29日 7時30分

 日本は後半13分、柴崎の左CKに遠藤が合わせるもヘディングシュートは枠外。同15分には相手CKからのカウンターに原口が抜け出し、相手を振り切ってのロングフィードがPA内に通ったが、切り返して打った武藤のシュートは相手に当たってゴールマウスを外れ、ビッグチャンスを生かせなかった。

 後半17分、右サイドを切り裂いたFWファハド・アルムワラドが吉田を抜き去り、折り返しがPA内のS・アルダウサリに通ったが、右足シュートは大きく上に外れて命拾い。日本はなかなか攻めに出られない展開が続き、消耗が積み重なっていく。同25分には武藤のファウルでFKを与えると、波状攻撃からアルブライヒのヘッドがゴール右上を襲った。

 劣勢が続く日本は後半32分、森保一監督がようやく動き、南野に代わってMF伊東純也を投入。堂安をトップ下に変更し、伊東は右サイドに入った。対するサウジアラビアはアンカーのオタイフを下げてFWモハンメド・アルサイアリを入れ、攻撃の人数を増やす。同36分にはカウンターから堂安が前を向いたが、武藤へのパスは通らなかった。

 日本は後半39分、冨安のパスカットから堂安が縦に流し、伊東が右サイドを突破したが、堂安のところでファウルがあったという判定。同42分にはカウンターからピンチを迎えたが、長友の必死なブロックで難を逃れた。日本は同43分に堂安に代わってDF塩谷司、同アディショナルタイムに武藤に代わってFW北川航也を入れ、逃げ切り態勢。そのままタイムアップを迎え、4試合連続の1点差勝利でベスト8進出を果たした。

(取材・文 竹内達也)
●アジアカップ2019特設ページ
・「マンツーに変えてきた」歴史的V弾の20歳冨安、サウジ弱点を初見で看破
・成長著しい20歳の相棒にCBの訓示…麻也「ワンプレーで評価が下がる。その難しさ付きまとう」
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・割り切って守備の防波堤に…遠藤航「絶対にボールを持って戦うみたいなプライドはない」
・足つるまで走り切った武藤、次戦は出場停止に「ベトナムを倒してくれると信じている」
・サウジのボール支配率76.3%にも酒井宏樹「全然サプライズではなかった」
・“2番封じ”を決断した原口、ハードワークの秘訣は「勝ちたいから」
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