「僕にとっては今日が決勝」離脱の青山が試合前の仲間に託した思い
ゲキサカ / 2019年1月22日 5時8分
[1.21 アジア杯決勝T1回戦 日本1-0サウジアラビア シャルジャ]
ピッチ上の選手たちに思いを託した。試合後、右膝痛でチームを離脱することが発表された日本代表MF青山敏弘(広島)はスタンドから勝利を祈り続けた。
試合後、報道陣の取材に応じた背番号17は「自分が離脱したことでみんなに気を遣わせてしまって、足を引っ張らないか不安だった」と胸の内を打ち明け、「そういう気持ちに応えてくれたというか、僕に元気をくれるような戦いをしてくれた」とチームメイトに感謝した。
試合前には仲間たちに「僕にとっては今日の試合が決勝だ」とのメッセージを送ったという。「監督ともピッチの横で話して、このピッチが決勝だったらいいなと思っていると伝えた。自分の決勝は早いけど今日だった。その思いはチームにも伝えた。自分のちっぽけな気持ちがどういう影響を与えたかは分からないけど、勝ったことを喜び合えて良かった」。神妙な表情で言葉を続けた。
「最後に今日勝って一緒に喜べたことに感謝したい。でも、目標はまだ先なので。自分も本当は決勝を一緒に戦うことをすごくイメージしてこの大会に挑んでいたけど、それは果たせなかった。チームには決勝で勝ってほしいし、目標を達成してほしい」
青山のためにも優勝する。選手たちはその思いを強めている。DF槙野智章(浦和)は「ピッチの外と中で選手とスタッフの間に入って、いろんな話をしてくれていた。いなくなるのはチームにマイナスだけど、青山選手のために勝ちたい、次の試合に行きたいという思いは強くなった」と力を込めた。
DF長友佑都(ガラタサライ)も「青山くんが抜けるのは痛い」と認める。それでも「(優勝した)11年も(香川)真司がケガをしたし、松井さん(松井大輔)もケガをした。すべてを想定に入れた中で戦えば折れることはない」と力説。「絶対に優勝して帰りたいという気持ちは強くなっている」。大会後、無念の途中離脱を余儀なくされた32歳へ最高の結果を報告するつもりだ。
(取材・文 西山紘平)
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