“アジアの課題”語った麻也、ベトナム戦では「冨安が決めたので、僕も」
ゲキサカ / 2019年1月24日 3時41分
激しい身体のぶつけ合いを美徳とするイングランドとは異なり、接触プレーには厳しく笛が吹かれるアジアでの戦い。日本代表DF吉田麻也(サウサンプトン)にとって、この価値観の違いは「アジアのサッカーの課題」だという。ただ、代表選手であり続ける限りはその場所で戦わなければならないのも事実。「より繊細にやらないといけない」と適応力でも違いを見せつける構えだ。
決勝トーナメント1回戦のサウジアラビア戦(◯1-0)では細かい接触でファウルを取られ、相手セットプレーのピンチを招く場面が散見された日本代表。自身はあまり苦労を表に出さなかった吉田だが、「インテンシティーの違いは意識しないといけない」と述べ、その上で「アピールしながらもプレーを続けたことが素晴らしかった」と前向きに振り返る。
このような傾向は今後も続くとみられ、さらに準々決勝以降はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が採用されるため、よりデリケートな対応を強いられる可能性もある。だが、吉田は「繊細に対応しないといけないことが、より明確になって良い」と前向き。ロシアW杯では何事もなく守り続けた経験も生かし、落ち着いて次の試合に臨んでいく。
試合を2日後に控えた22日には、大会スタッフ同席の下、レクチャーのミーティングが開かれたという。VARを採用する試合では、副審がオフサイド判定を遅らせるルールとなっており、「旗を上げたらプレーを止めるのが体に染み付いている。頭の切り替えは難しい」と素直に認める一方、「意識的にプレーを続けて、レフェリーの判断を待つことが大事」と注意点は完璧に頭に入っているようだ。
対戦するベトナムの情報は徐々に入れているといい、5バックで守りを固めてくることも予想される中、「先制点を奪われず、リードする展開を作れれば」とゲームプランは明白だ。体格差では日本が優位。「セットプレーがチャンスになる。冨安が決めたので、僕も決められたら」と笑顔で述べ、同じ東南アジアのタイ相手に決めた2017年3月28日以来のA代表での得点も予告した。
(取材・文 竹内達也)
●アジアカップ2019特設ページ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「レベルの差がありすぎた」「日本が世界で勝つのは厳しい」強豪スペインに3失点で完敗…城彰二が大岩ジャパンに感じた“力不足”《パリ五輪》
文春オンライン / 2024年8月4日 11時0分
-
【単独インタビュー】「机上の空論にならない」「逆に難しいことをしなくていい」冨安健洋が語るアーセナルの強みと適応力の理由
ゲキサカ / 2024年7月29日 19時3分
-
ブライトン戦で実戦デビュー果たした東京Vの松村優太…守備面反省も「かなりハマるんじゃないかと思っている」
超ワールドサッカー / 2024年7月29日 7時15分
-
「物議を醸す」 足裏ブロック→PK…EURO判定に賛否、正当性を英指摘「ルールに記載されている」
FOOTBALL ZONE / 2024年7月11日 19時20分
-
なぜ森保ジャパンの「攻撃的3バック」は「モダン」なのか? W杯アジア最終予選で問われる6年目の進化と結果
REAL SPORTS / 2024年7月10日 2時34分
ランキング
-
1五輪史上空前の100m決勝から日本のアニメが全世界に発信 日本人感激「天国の鳥山明先生もニッコリ」
THE ANSWER / 2024年8月5日 15時3分
-
2岡慎之助、平行棒で銅メダル!日本勢の夏冬五輪通算600個目 「日本の宝」が今大会3個目
スポーツ報知 / 2024年8月5日 19時21分
-
3柔道混合団体 “代表戦ガチャ”にSNS「忖度ルーレット」「ズルーレット」不満収まらず 一二三の判定には「柔道じゃなくてJUDOレスリング」
iza(イザ!) / 2024年8月5日 15時18分
-
4体操・岡慎之助、3つ目メダルにネット沸騰「ビタ着の慎之助 まあ、美しい!」、「まるでシンデレラボーイ」の声
スポーツ報知 / 2024年8月5日 19時53分
-
5中国ドーピング騒動が再燃「不正なら勝利と言えない」 疑惑の2人出場→金メダルにライバルが不快感
THE ANSWER / 2024年8月5日 13時3分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください