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VARに泣きVARに笑った日本…堂安のPK弾でベトナム下し4強入り

ゲキサカ / 2019年1月25日 6時23分

 日本は前半45分、柴崎がファウルを受けながらも中央をドリブルで駆け上がり、右前の堂安へ。堂安はPA内右に走り込む南野へスルーパスを通し、南野が右足を振り抜いたが、GKの好セーブに阻まれた。ようやくいい形でフィニッシュまでつなげた日本だが、スコアレスのまま前半を折り返した。

 前半終了時点でボール支配率は日本が70%、ベトナムは30%。後半も同じように日本がボールを保持する時間が続くが、なかなか決定的な形をつくれない。後半7分、遠藤がPA手前から右足でミドルシュートを打ったが、これもGKに阻まれた。直後の8分、原口からのスルーパスに反応した堂安がPA内に入ったところでDFブイ・ティエン・ズンに倒される。主審はこのプレーを流したが、約2分後にVARが介入。再びピッチ横のモニターで映像を確認し、ブイ・ティエン・ズンが堂安の足を引っかけていたとして日本のPKを取った。

 ブイ・ティエン・ズンにはイエローカードが示され、ペナルティースポットに向かったのは堂安。倒されてから約4分後の後半12分、自ら左足でゴール右にねじ込み、今度こそ日本が先制点を奪った。その後も攻め続ける日本。後半21分、権田からのフィードを南野がおさめて左サイドに展開。原口の折り返しに北川が頭で合わせたが、オフサイドの判定だった。

 日本は後半27分、最初のカードを切り、北川に代えてFW大迫勇也を投入。右臀部痛で最近3試合を欠場していたエースがグループリーグ初戦のトルクメニスタン戦(○3-2)以来、4試合ぶりに復帰した。同32分には高い位置からプレッシャーをかけた堂安が相手のパスをカット。こぼれ球を回収した南野がドリブルでPA内に切れ込み、右足でシュートを打ったが、GKが左足一本でセーブした。

 絶好の追加点のチャンスを生かせなかった日本は後半33分、原口に代えてMF乾貴士をピッチに送り込んだ。大迫が前線で起点となり、コンビネーションプレーも出てきた日本だが、2点目が遠い。後半44分には南野を下げてDF塩谷司を投入。塩谷は遠藤とダブルボランチを組み、柴崎がトップ下にポジションを上げた。

 終盤はベトナムに攻め込まれる時間が続いたが、守備陣は最後まで集中力を切らさず、体を張ってシャットアウト。サウジアラビア戦に続いて2試合連続の1-0完封勝利を飾り、優勝した11年大会以来、2大会ぶりのベスト4進出を決めた。

(取材・文 西山紘平)
●アジアカップ2019特設ページ
・森保J、準決勝の相手はイラン!!今大会5試合で12得点無失点のV候補
・VARで獲得したPKを自ら沈めた堂安律「自信満々で蹴った」
・無得点なら丸坊主…長友が録画していた堂安の覚悟
・またもVARの“標的”に…ハンドで得点取り消しの麻也「当たったような気もした」
・先発3試合はすべて無失点の遠藤航、PK獲得につながる縦パスも
・「普通にやればない。何かあっても成がいる」累積リーチの酒井、カード気にせず完封
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・前後半の修正点を明かした柴崎「一人一人が持つ時間を短くしながら…」
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