体は重くても頭はクリアに…原口「100%じゃないなりのプレーで」
ゲキサカ / 2019年1月25日 5時59分
[1.24 アジア杯準々決勝 日本1-0ベトナム ドバイ]
体を重く感じながらも頭はフル回転させていた。日本代表MF原口元気(ハノーファー)は5バック気味に守りを固めるベトナムを攻めあぐねる展開に「想定していた一つの展開ではあった。よくあるパターンにハマったと前半が終わって思った」と振り返る。しかし、ハーフタイムの選手たちは冷静だった。
「ハーフタイムのみんなの意見としては『大丈夫。これを続けたら相手は疲れてくるし、スペースも空いてくる』と。案の定、後半は徐々に空いてきて、得点を取って勝った」。守備では高い位置からプレッシャーをかけ続け、攻撃では中央に絞りながら距離感を近く保ち、コンビネーションからチャンスをうかがった。
ここまでの4試合すべてに出場し、うち3試合がフル出場だった原口。決勝トーナメント1回戦・サウジアラビア戦(○1-0)から中2日の一戦に「自分の感覚はそんなに良くなくて、いつもよりシンプルにプレーしようと思っていた。自分の調子に合わせてうまくやれた」と率直に明かす。この日は後半33分にMF乾貴士と交代。今大会初の途中交代だった。
「正直、体的には100%じゃない中で、100%じゃないなりのプレーで表現できたかなと思う」。中2日の連戦は普段プレーするドイツでもよくあること。「いろんな経験をしているし、中2日ならどういうプレーをしないといけないかという引き出しはだれもが持っていると思う」と、欧州で経験を重ねてきた代表選手だからこそのなせる業だった。
「次が山場なので」。28日の準決勝で対戦する相手はイランに決まった。「やり合う相手のほうがスペースができるし、コンビネーションはやりやすい。お互いに攻め合う試合になると思う」。今大会優勝候補のイランはここまでの5試合で計12得点無失点。イランの攻撃をどう抑え、イランの守備をどう崩すか。「いい試合を見せたいけど、簡単じゃないのは分かっている。ここからが本当の意味での勝負になってくる」。原口はそう言って表情を引き締めた。
(取材・文 西山紘平)
●アジアカップ2019特設ページ
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