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(仮)脳性まひ者の7人制サッカー(CPサッカー)が2024年パリパラリンピックの正式種目に復活!

ゲキサカ / 2019年1月26日 0時30分

ドリブルで突き進むESPERANZAの浦辰大(中央)は日本代表でも中心として期待される

 2024年のパラリンピック競技種目を決める国際パラリンピック委員会(IPC)の理事会が25日、ロンドンで開かれ、●、●ら23競技が選ばれた。東京大会で実施されるブラインドサッカーに加え、東京大会で落選した脳に障がいを持つ人による7人制サッカーの「CPサッカー」が復帰した。

 「CP」とは「Cerebral Palsy(脳性まひ」の略称。パラリンピックは最大23競技開催することができ、CPサッカーは1984年のニューヨーク大会で初めて正式種目から2016年のリオデジャネイロ大会までずっと正式種目だった。2015年1月に、東京大会の種目数を決めるときも、候補の23競技の中に残っていたが、開催種目の数を結果的に22に絞るにあたり、CPサッカーが落選した経緯がある。関係者によると「パラリンピック本番の出場国を決めるための大陸予選は各大陸で開かれていたが、その開催国が少なかった」と他の競技に比べて世界的な普及の不足が落選の原因とされた。そこで競技実施国を増やすために「インターナショナルカップ」やヨーロッパ選手権、全米選手権、アジア大会といった「地域大会」、「世界選手権」に加え、U-19の世界選手権といった若年層の世界大会も開催し、当時の倍以上にあたる70か国で行われる競技に発展させた。

 日本CPサッカー協会関係者は「障がい者のスポーツの最高峰はパラリンピック。1月にパリパラリンピックで戻ることができれば、選手の競技への気持ちもそうですが、競技環境も変えるチャンスになる」と復帰をメジャー化への転機にしたいと考えていた。

 CPサッカー日本代表は過去、パラリンピックに出場した経験はなく、直近の2017年世界選手権(アルゼンチン)でも参加16か国中最下位に終わった。その大会で日本代表が記録した2ゴールを奪った浦辰大(ESPERANZA)はまだ22歳。中学時代から代表合宿に参加し、アルゼンチン大会を含めて3度の世界選手権のピッチに立つなど経験値も豊富で、競技への思いも熱い。さらに、昨年9月の全日本選手権でチームを初優勝に導いた横浜BAY FCの主力、大野僚久なども23歳と若く、日本代表チームの伸びしろは大きい。日本国内の競技人口は約200人と発展途上だが、パラリンピックの種目に復帰したことで、まずは強化にむけた環境整備が期待される。

●障がい者サッカー特集ページ

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