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『長所を凝縮したチーム』“最強”イランを絶賛した槙野、それでも「しっかり叩く」

ゲキサカ / 2019年1月26日 0時40分

準決勝の相手イランを称える日本代表DF槙野智章(浦和)

 アジアカップ準決勝の相手はここまで12得点0失点のイラン。日本代表DF槙野智章(浦和)も「ボールを握れるし、フィジカルは強いし、走力があって、高さもある。ここまで対戦してきた相手の良いところを凝縮したチームだと思う」と評し、優勝候補筆頭と目されている強敵だ。

 ここまでグループリーグ第3戦のみの出場。満足な出番を得られていない槙野だが、チーム内での存在感は小さくない。この日はサブ組だけがトレーニングに参加していたが、率先して声を張り上げる31歳を中心に明るい雰囲気。控え選手のモチベーション低下という起こりがちな問題とは無縁の様子だった。

 積極的に盛り上げ役を担いつつ、全体の雰囲気にも目を配る。とりわけ前向きに語ったのはロシアW杯組と若手との関係性。「練習、ロッカー、ホテルで話している姿をよく見る」と述べると、「出られない選手だけじゃなく、出ている選手もそこいるのが大きい」と主力組と控え組の垣根がないことを明かした。

 だからこそ、準決勝のイラク戦にもチーム全体の力で臨んでいくつもりだ。2015年10月にアウェーで対戦した親善試合もベンチで経験し、今大会のイランの試合を見ながら「この選手いたねって話をしていた」と自身の経験も継承する構え。「しっかり叩けるように準備したい」と力強く語った。

(取材・文 竹内達也)●アジアカップ2019特設ページ

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