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「アンプティサッカーを知るまで、鉄道しか追わなかった」。東日本リーグの開幕ピッチに立った10歳の少年の夢

ゲキサカ / 2019年1月29日 7時1分

「その試合でガネーシャ静岡で日本代表の若杉(幸治)さんに吹っ飛ばされちゃいました。自分がボールをドリブルしていたら、若杉さんがボールを奪いに来て、奪われたボールと一緒に僕が飛んでしまいました(笑)」

 地面にたたきつけられても、30歳以上年齢が離れた同僚のおじさん選手から時折、怒声を浴びても、久保はこのサッカーを続けたい。なぜだろうか。

「確かに体力差は他の選手や健常者とも違ったりしますが、同じ境遇にいる人とこうしてサッカーをしていると、同じようにやれるという『安心感』につながるというか……。僕に両方の足があって健常者だったら、人並みの普通の人生を送れたかもしれませんが、普通の少年サッカーとか、健常者がやるバトミントンやバレーには、実は全く興味がなくて。今、こうなったからこその人生があると思っています。これからも、出来る範囲で体力をつけて、他の人にはできないことをやってみたい。このサッカーで日本代表として、できるだけ早くワールドカップ(W杯)に出場できるように頑張りたいです」

 久保が目指すW杯は最速で2022年に予定される(開催国未定)。その時、まだ14歳だ。ハンディを抱えたからこそ広がった世界で、久保は大きく羽ばたこうとしている。

(取材・文 林健太郎)
●障がい者サッカー特集ページ

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