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帰ってきた大迫が貫禄2発!! 森保J、難敵イラン破ってアジア杯決勝へ

ゲキサカ / 2019年1月29日 7時28分

 すると後半11分、ついに日本がスコアを動かした。柴崎の縦パスを大迫が収めると、左に抜けた南野にノールックのスルーパス。一度は相手に倒された南野だったが、相手の隙を突いて左サイドを駆け上がって中央にクロスを送ると、ハイジャンプを見せた大迫がヘディングで流し込んだ。

 5試合ぶりの先発復帰を果たした大迫は今大会3点目。イランはここまで5試合無失点が続いていたが、大会初の失点を喫した。ところが日本は直後、自陣での競り合いで遠藤が負傷。倒れ込んだまま起き上がることができなくなり、同15分にDF塩谷司が投入された。

 それでも日本は後半18分、PA内で収めた大迫から南野にボールが渡り、鋭いクロスがDFモルテザ・プーラリガンジの手に当たってPKを獲得。主審はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の助言を受け、モニターで再確認したが判断は変わらず。これを大迫が右に決めてリードを2点に広げた。

 日本は後半26分、右サイドで堂安と大迫がつなぎ、酒井が突破からグラウンダーで折り返したが、走り込んだ原口にはわずかに通らず。そのプレーで足を痛めた酒井は同28分、DF室屋成との交代でピッチを退いた。その直後には右サイドをドリブルで切り裂いた堂安のカットインシュートがGKを襲った。

 日本は後半39分、クリアボールを収めた南野が柴崎につなぎ、左からのクロスに堂安が飛び込んだが惜しくも通らず。同44分には堂安に代わってMF伊東純也がピッチに立った。日本は同アディショナルタイム、単独突破でPA内に侵入した原口のゴールでダメ押しの3点目。今大会初めて複数点差で勝利した日本が中3日で迎える決勝戦に歩みを進めた。

(取材・文 竹内達也)
●アジアカップ2019特設ページ
・チームメイトがこぞって大迫を礼賛「面白いように収まる」「周りが輝く」
・「森保さんが伝えたかったこと」を体現した南野のファインプレー
・20歳冨安に称賛の嵐「スーパープレーの連続」「規格外」「プレーが良すぎて」
・エース封じの“新アジアの壁”冨安「20番がイライラしていたのは気づかなかった」
・出場時間トップも謙虚すぎる20歳…冨安の成長の秘訣「引きずらず、くじけず、やり続けること」
・乱闘騒ぎも「初めてキャプテンらしいことをした」と麻也、ザックとの決勝希望
・求め続けてきた追加点…原口が仕上げの一発「リスクを冒してうまくいった」
・“してやったり”の柴崎岳「良い意味で期待を裏切った」
・「今日の長友は180分行けた」自画自賛の32歳、饒舌に誇った『強豪の証』
・“日本人の良さ”誇った堂安、決勝進出にはあっさり「特別意味はない」
・遠藤航は左太腿裏負傷で決勝欠場へ…「チームを信じるだけ」
・4戦連続完封も“つなぎ”のミスを反省する権田「こういうのがいつか失点につながる」
・UAEとの決勝を望む塩谷「明日は彼らを応援したい」
・“見習うべき選手”の代役務め…室屋は決勝に意欲「優勝しかない」
・セルフジャッジで足を止め…イラン監督「失点の仕方で精神的に…」
・選手採点

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