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将来のファースト、セカンドチャンスに貪欲。プレミアリーグ選抜が8-1でイングランド遠征初戦快勝!

ゲキサカ / 2019年2月1日 9時11分

 後半開始20秒、中央でボールを拾った小林が右に流れながら右足シュートを叩き込んで5点目。1分後にはPAの前田が体勢を崩しながらも左足シュートをゴールにねじ込む。その後も齊藤のループパスで小林が抜け出してGKと1対1になり、また左サイドを個でこじ開けた吉木のパスから齊藤が決定的なシュートを打ち込む。

 プロ:ダイレクトアカデミーのGKに入った佐藤の好守に阻まれていたものの、17分には齊藤のダイビングヘッドがポストを叩いてゴールライン上へ。これを桃李が難なく決めて7-1とする。直後には大越と鈴に代えて右SB八木、CB玉城をピッチへ。23分には右サイドから仕掛けた石田がPKを獲得し、これを自ら右足で決めた。プレミアリーグ選抜は前半同様、齊藤や前田が相手をしつこく追い回し、平松を中心とした最終ラインはピンチらしいピンチのないまま試合を進める。

 そして、桃李や高木の配球から石田らアタッカー陣が積極的な仕掛け。34分には鹿島ユースのエースMF前田を3バックの中央に配置する3-6-1へチェンジし、八木と玉城に代えて左WB鈴木とMF山田を投入した。プロ:ダイレクトアカデミーは、点差が開いても球際での強度は変わらず。岩成監督は「抜いたと思ったら足が出てくるとか、ああいうところは日本では絶対に味わえないかなと思う。こうやって海外特有の強さ、速さ、高さ、足の長さ、これは大丈夫だろうというところで足を届かれるとか、日本で経験できないところから学んで欲しい」と期待した。

 試合は8-1と大勝したが、クオリティの部分など選手たちはまだまだ改善する必要性を感じたようだ。2月1日はよりレベルの高い対戦相手となるEDVS Academyとの最終戦。ファーストチャンス、セカンドチャンスを求める選手たちはアピールすると同時に、海外でしか体感できない相手との戦いで、世界で勝つための現在の強みや課題を学んで帰国する。

(取材・文 吉田太郎)●高円宮杯U-18サッカーリーグ2018 プレミアリーグ特集
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