アジア杯でカタール応援の英国人が逮捕…「暴力受けた」と主張も、UAE側は“虚偽証言”指摘
ゲキサカ / 2019年2月7日 6時10分
アジアカップ開催中、一人のイギリス人がUAE国内で逮捕されたのを発端とし、両国間で外交問題が巻き起こっているようだ。争点は逮捕容疑が「UAEと断交中のカタールのユニフォームを着ていたため」であったかどうか。両国の大手メディアが一斉に報じている。
UAE『ザ・ナショナル』紙やイギリス『ガーディアン』紙などによると、イギリスとスーダンの二重国籍を持つアリ・イッサ・アフマド氏(26)は1月22日、アブダビで開催されたアジア杯決勝トーナメント1回戦のカタール対イラク戦(カタールが1-0で勝利)をスタジアムで観戦。その後、地元警察から逮捕されたという。
アフマド氏の主張によると、スタジアムで試合を観戦した後、カタールのユニフォームを着ていたことから地元ファンによって暴力を受けたという。しかし、地元警察はアフマド氏が証拠とする怪我は自傷行為によるものと判断。虚偽の証言で警察の時間を浪費させたという容疑で逮捕に至ったという。
一方、UAEとカタールは断交関係にあるため、アフマド氏がカタールのユニフォームを着ていたことが逮捕につながったのではないかという疑惑も浮上している。国交断絶が始まった一昨年6月、UAEはソーシャルメディアなどでカタールへの同情を示す行為を違法化。そういった背景が疑惑を後押ししているようだ。
UAEの在イギリス大使館は今月5日、アフマド氏の逮捕に関する声明を発表。以上のような経緯を説明したうえで、「彼はカタールのユニフォームを着ていたために逮捕されたのではない。メディアの注目を集め、警察の時間を浪費したことによる事件である」と述べた。なお、この罪が成立すれば6か月以内の懲役、3000ディルハム(約9万円)以上の罰金が課されるという。
UAE『ザ・ナショナル』は「ファンたちはアジア杯の間、カタールの旗を振ってサポートしていたが、逮捕の例は一つもなかった」と指摘。一方、イギリス『ガーディアン』はアフマド氏からの連絡を受けたアメル・ロキー氏の「彼が自分を殴ってから警察に行ったという可能性はない」というコメントなどを掲載しており、真実は明らかになっていない。
●アジアカップ2019特設ページ
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