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ライバル校の両エース、MF武田とFW染野ら下級生の逸材たちが日本高校選抜を下から押し上げる

ゲキサカ / 2019年2月14日 12時23分

注目レフティーMF武田英寿(青森山田高2年、右)と選手権得点王FW染野唯月(尚志高2年)が日本高校選抜を下から押し上げる

 16日にU-18Jリーグ選抜と戦うNEXT GENERATION MATCH(埼玉)、また4月の欧州遠征へ向けて埼玉県内で強化合宿中の日本高校選抜は14日午前、攻撃に重きを置いての11対11など約80分間のトレーニングを行った。14日午後には専修大と練習試合を行う。

 高校選手権のヒーローたち中心に構成された日本高校選抜。今回、埼玉合宿に参加している23人中18人が3年生だ。彼らがプレー面や声でもチームを牽引している印象だが、下級生も逸材揃い。02年生まれ世代のエースで昨年末には飛び級でU-19日本代表にも招集されているFW西川潤(桐光学園高2年)をはじめ、名門・市立船橋高(千葉)の次期エースFW鈴木唯人(19年プレミアリーグ選抜)、いずれもU-18日本代表に選出されている世代屈指のレフティーMF武田英寿(青森山田高2年)と選手権得点王FW染野唯月(尚志高2年)、そして上級生の中でも強烈な足技を披露しているMF須藤直輝(昌平高1年)も注目のタレントだ。

 特に武田と染野は、今冬の選手権準決勝で激闘を繰り広げた青森山田と尚志の新チームの大黒柱。ライバル校のエースで、今年の高校サッカー界を主役候補でもある2人はともに日本高校選抜を下から押し上げなければならない存在だ。

 武田は選手権でハイレベルな技術、視野の広さを披露。青森山田の攻撃の中軸を担った2年生は左足で決定的な仕事をしてのけるなど、チームの日本一に貢献した。一方の染野は青森山田との準決勝で“衝撃ハット”。前線でのポストプレーの巧さや圧倒的な打点を誇るヘディング、そして得点力といった武器を持つ。

 高校選抜合宿でも武田が随所で判断を含めた精度の高さを示し、染野がタイミングの良い抜け出しからゴールを脅かしているが、コーチ陣は彼らを含めた下級生が「もっとやれる」と考えている。3年生を押しのけてポジションを奪うだけの力があるだけに、今後それを表現できるか注目だ。

 もちろん、意欲はある。武田は「山田の、優勝チームの責任、プライドを持って、選考の場なので次に繋げられるように結果を残したいと思っています。自分らが3年生を脅かす、また3年生からスタメンを奪っていけばチームも競い合って強くなっていくと思っているので、そこは自分らが学年関係なく、責任を持ってやっていきたいと思っています」と力を込め、染野は「今までに落ちた人たちの思いを背負って、高校サッカーのトップレベルの選手たちが集まっているので成長するために盗んでいきながら、自分の評価も上げていきながらやっていければいいと思います。下からの突き上げが大事になっていくと思うので、自分たちがスタメンを獲りに行くという気持ちでやっていきたい」と言い切った。

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