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「無理、無駄」を省き、良さを出すために重要な基本と集中力。高校選抜は可能性秘めたGK3人がポジションを争う

ゲキサカ / 2019年2月15日 13時53分

 そして基本。ビッグセーブの前にまずはしっかり準備できていたか、もっと良い位置に立つことができなかったか、もっと無理、無駄なく封じることができなかったか……。伊藤GKコーチは同世代の仙台・石野智顕GKコーチがくどく、くどく動きを求めてGKシュミット・ダニエルを日本代表GKに育てたように、可能な限り、くどく言い続けて選手たちの可能性を引き出したい考えだ。

 合宿に参加している3人から欧州遠征メンバーに残れるのは2人だけ。各試合でピッチに立てるのは1人になる。各選手ポテンシャル高く、競争はハイレベル。チームのキャプテンを務める飯田が「今年はJに行くGKもいないですし、みんな大学に進学する。誰が特別とか試合に出れる保証とかない。良いライバル関係」と語っていたが、トレーニング、試合でより可能性を示した選手が勝ち抜くことになりそうだ。

「盗むところしかない。僕に持っていないところを2人はいっぱい持っているので盗めるだけ盗んで頑張っていきたい」という八井田だけでなく、実績のある飯田、松田も他の2人の良いプレーを取り入れ、自分の進化に繋げようとしている。

 そして、競争を勝ち抜いて欧州でチャレンジしたいという気持ちをそれぞれが持っている。松田は「去年選ばれなかったということもありますし、欧州遠征のメンバー入りについても自分はモチベーションを持ってやれているので、絶対に入ってちょっとでも試合に出たら勝利に貢献できるようにしたい」と意気込み、八井田は「ここまで来たらやるしかないので、岡山の誇りを持ってメンバー入って頑張りたい」と力を込めた。

 基本、集中力を持続して「無理、無駄」なくプレーし、必要な場面で自分の強みを発揮して勝利へ導くこと。それは欧州で戦うチャンスを得た選手、得られなかった選手ともに今後持ち続けて行くものとなる。3選手は高校選抜で学んだことやこの競争を、大学を経てのプロ入りや大舞台での活躍へのきっかけにする。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2018
2019日本高校選抜欧州遠征特設ページ

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