[新人戦]柴原絶妙パスから先制もドローで敗退。異質の長崎王者・鎮西学院は“出し抜く力”など磨いて全国へ:九州
ゲキサカ / 2019年2月17日 21時35分
[2.17 九州高校新人大会予選リーグ第3節 鹿児島城西高 1-1 鎮西学院高 大津町運動公園球技場]
長崎王者・鎮西学院高は予選リーグ第4ブロックで筑陽学園高(福岡2)を下し、鹿児島城西高(鹿児島1)と引き分けたものの1勝1分1敗。新人戦長崎県大会で初優勝して九州大会に進出してきた私立高は個々の技術の高さを印象づけたが、得失点差でブロック3位、予選リーグ敗退となった。
前半はボールを握って試合を進め、20分には「セカンドボールを意識していた。セカンドボールを奪ってCBとCBの間が空いていたので」と振り返るMF柴原隆真(2年)が相手CB間へ絶妙なスルーパス。これで抜け出したFW山口俊輔(2年)が先制ゴールを流し込んだ。
セカンドボールを回収して攻撃に繋げていた鎮西学院は、各選手が流動的な動きでボールを引き出して連続攻撃。だが、引き気味だった前半から後半前に出てきた鹿児島城西に主導権を握り返され、同点に追いつかれてしまう。長短のパスやサイド攻撃で2点目を狙った鎮西学院だったが、羽根田充弘監督が「最後もうちょっと相手を見て、“出し抜ける力”が無かった」と残念がったように、惜しい結果で終わってしまった。
それでも、ボールの置きどころや身のこなしの良い柴原が、相手を外す巧さを随所で発揮するなど、印象的な戦いを見せた。今年は「個で対応できる。潰し切れる」(羽根田監督)という松田大誠(2年)と濱浦翔(1年)の両CBが守備を安定させていることも強み。90年度に選手権出場、96年度にはインターハイにも出場している私立校は九州で学んだことを持ち帰り、より質や“出し抜く”力を身につけて「(自分は)チームが苦しい時に相手引き寄せて最後ラストパスを通すような選手に。長崎は蹴るサッカーが多いけれどパスサッカーで(インターハイ予選や選手権予選で)優勝したい」(柴原)という目標に挑戦する。
(取材・文 吉田太郎)
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