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[もうひとつの高校選手権]「厳しい監督のおかげで優勝できた」。志村学園・石綿主将が明かした感謝の理由

ゲキサカ / 2019年2月18日 17時0分

「中学とかそれ以前は、先輩というと逆らえない雰囲気がありました。石綿先輩は切り返しも、シュートもあれだけすごいのに、人にも優しい。だから気楽にお話しができます。大会中、1、2戦目はゴールしたくて『自分が何とかしなきゃ』と思っていたのに点が取れなかったんですが、石綿先輩から『自分だけでなくて、周りも使えよ」と言われて緊張がほぐれました」

 表彰式終了後。インタビューで「この喜びを誰に最初に伝えたいですが」と聞かれた石綿は「両親です」と即答した。

「サッカー用具をそろえてもらったり、夜遅くまで洗濯してもらったり。自分がやらなきゃいけないこともやってもらいました。中学のときは自分からどこかに行きたい、という気持ちにもならなくて、電車に乗るのも自分ひとりじゃ危ないと思って、親と一緒に行ってもらうことが多かった。そういうことまで助けてもらってたので、ホント、感謝しています」

 卒業後、希望する大手企業で仕事をしながらサッカーを続ける石綿には夢がある。

「去年の夏、体調を崩して(知的障がい者のW杯にあたる)世界大会の舞台に出られなかったので、必ず代表になって、自分がうまくなって日本代表を強くしていきたい」

 志村学園を背負う選手から、日の丸を背負う選手へ。富士山を望める藤枝で、石綿は早くも次の「頂」を見据えた。

(取材・文 林健太郎)
●障がい者サッカー特集ページ

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