[新人戦]CBだった2人がWB転向でサイド攻撃の中心に!鹿児島城西が九州で「強い」こと示し、決勝進出!
ゲキサカ / 2019年2月18日 21時29分
鹿児島城西は2-0とリードした後も、MF北條真汰主将(2年)の積極的な仕掛けやMF山縣聖大(2年)のポスト直撃のシュートなどで攻め続ける。一方の筑陽学園はGK野中友椰主将(2年)やCB吉村颯真(2年)の好守に支えられながら反撃。後半開始直後には右クロスからFW岩崎巧(1年)が決定的なヘッドを放つなどゴールに迫ったが、鹿児島城西はゴール前の守りが堅く、追撃することができない。
逆に鹿児島城西は22分、CKのこぼれ球を飯野が左足で決めて3-0。筑陽学園は直後に右サイドからFW寺岡聖斗(2年)、MF過能工太郎(2年)と繋いで岩崎が1点を奪い返す。だが、この後の決定機を活かすことができず、鹿児島城西が8年ぶりの優勝に王手をかけた。
鹿児島城西は昨年、プリンスリーグ九州最下位に終わって降格。今年は鹿児島県1部リーグを戦うことになった。だからこそ、九州での戦いは貴重なものであり、ライバルたちにその存在を印象づける舞台にしなければならないと考えている。
新田監督は「九州大会で『城西は強いな』と思わせようぜ!」と鼓舞。選手たちはそれに応えて九州で「城西は強い」ことを示し、決勝進出の2チームが得るサニックス杯国際ユース大会(3月、福岡)の出場権を獲得した。昨年の全国大会ファイナリストや海外の選手たちと戦う機会を掴んだチームの今大会の目標は優勝だ。
濱田は「(去年)プリンスも九州で悔しい思いをたくさんしたので、九州大会で借りを返して、『今年の城西は強い』という見られ方をされるように。去年のままじゃない、今年はやれるというのを見せたいと思います」。プレミアリーグ勢の大津との決勝を制し、自信をつけて新シーズンの躍進に繋げる。
(取材・文 吉田太郎)
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