「日本は戦術面でレベルが高い」C大阪ロティーナ新監督、今季のテーマは?
ゲキサカ / 2019年2月21日 6時40分
低迷していた東京ヴェルディを2年連続でJ1参入プレーオフに導き、今季からJ1のセレッソ大阪に就任したロティーナ監督。日本に来て驚いたのは「J2の戦術面でのレベルの高さ」だという。そんな知将は日本のトップカテゴリでどんなサッカーを展開するのか。キャンプ中、DAZNのインタビューに応えた。
—新たなチームの監督に就任し、キャンプ中盤までの印象は?
「ここに来る前から彼らの試合は見ていたので、彼らの質の高さは知っていた。その印象を確認していく作業を3週間してきた。より深く彼らを知ることができたと思っている。特に彼らの特徴だけでなく、どのように我々のプレーモデルに適応していくか、その部分をよく見ることができた」
—C大阪の印象と、今季のテーマは?
「セレッソにはクオリティーの高い選手が揃っている。たまたまスタジアムで川崎フロンターレとの富士ゼロックススーパーカップを見ていたが、すごく良い印象を持っていた。テーマはプレーモデル全体だ。特に攻撃と守備の局面、ボールポゼッション、またそこから前進していくこと、守備のスライド。それらをより強調してやってきた。これからはカウンター、ボールを奪われた時にリトリートするところ、プレッシャーをかけるところを詰めていきたいと思っている」
—これまで経験してきたJ1とJ2で戦い方の違いはあるか?
「違いはもちろん選手の質だ。もちろん2部にもいい選手はいるし、1部でプレーできるクオリティーを持った選手がいるのも事実。ただ1部のチームには基本的にレベルの高い選手が集まっている。レベルの高い選手というのは、より限られた時間、より狭いスペースでプレーできる選手。戦術面では以前から言っているが、J2の戦術面でのレベルの高さには驚いた。まだ1部では戦っていないのでわからないし、調べなければいけないが、日本は戦術面でレベルが高い国だと思っている」
—監督のサッカーのキーワードは「ポジショナルプレー」と言われるが、基本的な概念は?
「ポジショナルプレーという言葉があるが、もちろんボールを支配することが重要だけれど、ただ前に進まなければ意味がないし、ただボールを支配するだけのポジショナルプレーは好きではない。ただ、前進してスペースを作るだけではなく、スペース内でどうプレーするかも、チームとしてシェアしていく必要がある。攻撃面でも守備の面でも同じだ。ボールを持っているけれど、エリアの中で点を取れないチームは好きではない」
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