欧州CLで“VARモニター”が故障…主審は異例のハンド判定
ゲキサカ / 2019年2月21日 8時7分
20日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦第1戦のシャルケ対マンチェスター・シティ戦で、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)制度の根幹を担うピッチ脇のモニターが故障し、主審が確認すべき場面で使えないという事案が起きた。イギリス『ミラー』が報じている。
問題が起きたのは前半33分、シャルケMFダニエル・カリジウリが左足でシュートを放ち、シティDFニコラス・オタメンディの右腕を直撃した場面だ。当初、主審はプレーを流したが、VARの助言で試合が中断。主審が両チームの主将に経緯を説明した後、ハンドリングがあったとしてシャルケにPKを与えた。
この際、主審はピッチ脇モニターでリプレーを再確認する「オン・フィールド・レビュー(OFR)」をしなかった。『ミラー』によると、モニターに「技術的な問題」が発生していたため。主審と両チームの主将が話し合っていた場面では、この点についての説明があったとみられる。
なお、競技規則では「VARテクノロジーの不具合」「VARが間違った判定に関与した場合」「レビューすることができない状況」によって「試合が無効になることはない」ことが明記されており、今回のようにモニターが使えなくても試合を進めることはできる。
だが、ハンドリング判定は「意図的かどうか」という主観的要素が関わるため、主審がモニターで再確認をするのが通常の流れ。使用できない場合はVARが介入を行わず、当初の判定に委ねるという選択もあったはずだ。経緯の詳細はまだ明らかになっていないが、欧州CLでは決勝トーナメントから導入されたVARの運用に課題を残すワンシーンだった。
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