新戦力エジガル早くも3点目!! 昨季残留争いの横浜FM、仙台下して開幕2連勝
ゲキサカ / 2019年3月4日 14時51分
[3.2 J1第2節 横浜FM2-1仙台 日産ス]
J1リーグは2日、第2節2日目を各地で行い、横浜F・マリノスはベガルタ仙台を2-1で破った。新加入のブラジル出身FWエジガル・ジュニオが2試合連発となる2ゴール。昨季から積み上げてきた攻撃的なスタイルで終始相手を圧倒した横浜FMが2年ぶりの開幕2連勝を果たした。
ホーム開幕戦の横浜FMは前節G大阪戦(◯3-2)と同じスターティングイレブン。開幕戦から3得点を奪った攻撃的なスタイルで連勝を狙う。対する仙台は前節浦和戦(△1-1)から1人を変更。FWハモン・ロペスがメンバーを外れ、モザンビーク出身の新加入MFシマオ・マテが先発でJリーグデビューを迎えた。[スタメン&布陣はコチラ]
試合は4-3-3で幅を取ってボールを保持する横浜FMに対し、前節の3-4-2-1から3-5-2に変えた仙台が受けに回る構図。前半5分、横浜FMがさっそく好機をつくる。DF畠中槙之輔の縦パスをFWマルコス・ジュニオールがつなぐと、裏に抜けたMF天野純がグラウンダーのクロス。大外からDF広瀬陸斗が走り込んだが、ダイレクトシュートは右に外れた。
最初のチャンスを生かせなかった横浜FMだが、その後もボールを持つ時間が続き、MF喜田拓也やFW仲川輝人が果敢にシュートを狙うなど、仙台守備陣を一方的に押し込む。すると前半25分、広瀬のパスに抜け出したM・ジュニオールがMF富田晋伍に倒されてPKを獲得。開幕節でもゴールを奪ったFWエジガル・ジュニオがこれを決め、先制に成功した。
今季初の失点を喫した仙台は前半30分、MF関口訓充が遠い位置からシュートを狙って反撃をスタート。ところが同38分、カウンターからFW石原直樹が出ようとしたところを奪われ、MF三好康児の突破を許す。最後は右サイドを切り裂いた仲川のクロスにE・ジュニオが合わせ、横浜FMが2点のリードを奪った。
後半最初のシュートチャンスは仙台。DF永戸勝也のFKがゴールを襲ったが、GK飯倉大樹が難なくキャッチした。その後は横浜FMが前半同様に主導権を握り、後半4分にはDF高野遼の縦パスに三好が抜け出し、クロスは相手に当たってファーに流れるも、仲川のシュートはGKシュミット・ダニエルに阻まれた。
横浜FMは後半16分、天野に代わってFW大津祐樹を投入。対する仙台はFW長沢駿、富田の2枚を一挙に下げ、MF梁勇基とFWジャーメイン良を入れて劣勢を打開しにかかる。横浜FMは同19分、運動量の落ちてきた2得点のE・ジュニオを下げ、FW李忠成に1トップを託した。
その後は持ち直した仙台がセットプレーで相手ゴールに迫ると、横浜FMは両サイドバックの惜しいシュートが見られるなど、一進一退の攻防が続いた。すると仙台は後半43分、4バックへのシステム変更でサイドを使った分厚い攻撃から、PA内で石原が倒されてPKを獲得。同44分、これを石原が自ら決めて1点差に迫った。
アディショナルタイムは4分。終盤の得点により勢いに乗りたい仙台だが、横浜FMは敵陣深くに侵攻しつつ時間を使って主導権を相手に渡さず、そのまま最後まで攻め切ってタイムアップ。昨季は得失点差による残留劇を演じた横浜FMが開幕2連勝を果たした。
(取材・文 竹内達也)
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