日本高校選抜の中で存在感高めてきた2年生レフティー武田、「自分が点獲りたい」
ゲキサカ / 2019年3月10日 1時55分
[3.9 練習試合 日本高校選抜 0-1 静岡産業大 草薙陸]
注目レフティーの存在感が高まってきた。日本高校選抜のMF武田英寿(青森山田/2年)は4-2-3-1システムのワイドMFとして87分間プレー。「自分は縦パスを受けるのが得意」という武田は、内側に絞りながらポジショニング良くボールを引き出して、華麗なボールコントロールを見せたり、コンビネーションでの崩しに絡んだほか、強引にDFを剥がしてシュートまで持ち込む力強さも見せた。
この日は強風の影響などによって難しいコンディション。武田は「1、2本目に関しては結構ミスがあったので悔しかった」と振り返る。決定機になりかけたシーンでクロスの精度を欠いたほか、ターンしてからのプレーも納得していない。
これまでも、大学生やU-18Jリーグ選抜戦で難しいプレーを淡々とやり遂げていた。そこから気持ちがより前に出てきているようだ。朝岡隆蔵監督(市立船橋高)も評価していた変化。本人は特別意識していないようだが、プレーだけでなく取り組み、目の色から変わってきたというレフティーは、日本高校選抜のタレントたちの中でも一際個性を光らせてきている。
本人が求めているのはゴール。「今回の合宿は2列目の高い位置で出れているので得点に絡みたい。自分が点獲りたい。もっと貪欲にゴールを目指すつもりでやっていきたい」と力を込めた。選手権でも評価された組み立て、アシスト役から試合を決める存在へ。世代屈指のレフティーはこの日本高校選抜でより点を獲れるMFになることを目指していく。
10日の静岡県ヤングサッカーフェスティバルで対戦する静岡県ユース選抜は自分と同じ高校2年生中心のメンバー。新シーズンのプレミアリーグEASTで対戦する清水ユースや磐田U-18の選手たちも名を連ねている。
「絶対に負けられない試合になると思いますし、エスパルスだったりジュビロだったりプレミアで相手することになるので、ここで違い見せてプレミアに臨めればいい」。FW西川潤(桐光学園高)ら同学年のタレントたちが早くも進路を決めているが、焦りはない。今は目の前のことに集中。青森山田や日本高校選抜で学んだこと、力にしたことをしっかり表現して勝ちに繋がるプレーをする。
(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2018
2019日本高校選抜欧州遠征特設ページ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「嫌われようとも」 築き上げたコミュ力の“源泉”…長友が認めた21歳が主将貫けた訳【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年7月17日 20時20分
-
年代別代表、トップへ。柏U-18の181cmボランチMF廣岡瑛太は年上の高3相手でも「負けちゃいけない」
ゲキサカ / 2024年7月8日 20時38分
-
[MOM4759]尚志MF大内完介(3年)_京都MFの助言で前向きに。復調の「点を取れる」レフティーが2試合連続決勝点
ゲキサカ / 2024年7月6日 23時58分
-
中学3年でのプレミアデビューにも「これに満足しないで、次はどんどん前に絡んで点を獲りたい」。柏レイソルU-18MF長南開史が記した「15歳のスタートライン」
ゲキサカ / 2024年6月23日 21時23分
-
J1初ゴール→殊勲同点弾…青森山田卒“柏木の後継者”が躍動 覚醒気配で「今後のスタメン候補」
FOOTBALL ZONE / 2024年6月23日 19時10分
ランキング
-
1大谷翔平 球宴8打席目で初アーチ 主役の豪快な先制3ランにファン総立ち 日本選手初の柵越え弾
スポニチアネックス / 2024年7月17日 9時56分
-
2「面識のない女性を3対1で…」性的暴行で逮捕・佐野海舟容疑者「社会を知らない」と危惧していた父…直前に「プライベートも楽しむ」“意味深”投稿
NEWSポストセブン / 2024年7月17日 19時23分
-
3真美子夫人の気遣いが「日本人らしい」 大谷と夫婦揃って球宴、話題になったさりげない行動とは
THE ANSWER / 2024年7月17日 8時4分
-
4大谷翔平の“球宴初アーチ”に今永昇太も口あんぐり 確信弾に同僚すら驚愕
Full-Count / 2024年7月17日 10時15分
-
5スター軍団でも大谷翔平“大人気”「全員が彼のもとへ」 怪物が明かす球宴の裏側
Full-Count / 2024年7月17日 15時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください