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“屈辱的な敗戦”は免れる…チェルシー、土壇場のアザール弾で引き分けに持ち込む

ゲキサカ / 2019年3月11日 1時1分

エデン・アザールがチームを救った

[3.10 プレミアリーグ第30節 チェルシー0-1ウォルバーハンプトン]

 チェルシーは10日、プレミアリーグ第30節を本拠地スタンフォードブリッジで行い、ウォルバーハンプトンと1-1で引き分けた。

 7日にヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント2回戦第1戦のディナモ・キエフ戦(3-0)をホームで行ったチェルシー。14日に第2戦を控える中、先発を6人変更し、DFアントニオ・リュディガーとDFエメルソン・パルミエリ、DFセサル・アスピリクエタ、MFエンゴロ・カンテ、FWゴンサロ・イグアイン、FWエデン・アザールが起用された。

 前半のボール保持率はチェルシーが77.4%と圧倒。守備でもウォルバーハンプトンにシュートを許さず、0本に抑えた。しかし、前半のシュートは5本にとどまり、枠内に飛んだのはわずか1本だった。

 なかなか決定機を作り出せないチェルシーは後半11分に失点。ウォルバーハンプトンが自陣深くからカウンターを仕掛け、MFディオゴ・ジョッタとFWラウール・ヒメネスのコンビでゴール前まで運ぶと、PA中央でヒメネスが右足シュート。カバーに戻ったアスピリクエタに当たってゴールに吸い込まれた。

 直後にチェルシーはMFマテオ・コバチッチに代えてMFルベン・ロフタス・チークを投入。さらに16分にFWペドロ・ロドリゲスをFWカラム・ハドソン・オドイ、27分にはMFジョルジーニョをMFウィリアンに代え、交代カードを使い切った。

 その後も最後のところで精度を欠いたチェルシー。敗戦濃厚と思われたが、後半アディショナルタイムにエースがチームを救う。左ショートコーナーの流れから中央にカットインしたアザールが右足一閃。ゴール前の密集地を抜けてゴール右隅に吸い込まれ、土壇場で試合を振り出しに戻した。

 試合はそのまま1-1でタイムアップ。ウォルバーハンプトンのシュート1本に抑えたものの、引き分けに持ち込んだチェルシーはシーズンダブルを免れた。
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