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[ヤングサッカーフェスティバル]最も会場沸かせた静学の快足FW松村、「この日の目標は達成できたけれど…」

ゲキサカ / 2019年3月13日 1時45分

静岡県ユース選抜のFW松村優太は高速ドリブルを連発

[3.10 静岡県ヤングサッカーフェスティバルU-18の部 静岡県ユース選抜 1-0 日本高校選抜 草薙陸]

 伝統の「静岡県ヤングサッカーフェスティバル」。今年も3試合が行われたが、最も会場を沸かせた選手は静岡県ユース選抜のFW松村優太(静岡学園高)だった。

 右FWとして先発した松村は、ボールを受けると高速ドリブルを連発。中央、サイドで1対1の勝負を制していたFWは時に2、3人を置き去りにしてPAにまでボールを運ぶシーンもあった。独力で日本高校選抜のDF陣を翻弄していた松村は、前半35分には右サイドで縦への動きから決定的なクロス。後半14分にも右サイドから一人で中央まで持ち込んで左足シュートを放っていた。

 そして、後半25分には、ゴール前のこぼれ球に反応して右足シュート。だが、GK正面を突いた一撃はセーブされてしまう。「相手がトップレベルというのは頭にありましたし、やってやろうという気持ちもあったので、その中でできたというのは自信になりましたし、自分のこの日の目標というのは達成できたと思うんですけれども……」。今年、全国大会で活躍したDFたち何度も突破した松村だが、納得はしていなかった。

 自分が決めてチームを楽にするチャンスはあった。それだけに、「あとは決定的な仕事というのをもっともっと増やしていけば、評価されていくんじゃないかと思います。一本一本の決定機を決めるのは大事だと思うので突き詰めていきたい。この4月からリーグ戦が始まる。まだまだ改善する時間があると思うので、そのシュートの精度はもっともっと突き詰めていかないといけないと思います」。

 この日の試合前、あるJスカウトは「争奪戦になるんじゃない?」と語っていたが、十分にインパクトあるプレー。自分の成長に貪欲なU-18日本代表アタッカーは自分の力を磨いて、チームを勝たせるFWになる。

(取材・文 吉田太郎)

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