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[サニックス杯]ピッチ内外で“本当の日本一”へ。長谷川新監督就任の山梨学院が韓国王者撃破!

ゲキサカ / 2019年3月15日 6時35分

後半35分、決勝ゴールを喜ぶ山梨学院高イレブン

[3.14 サニックス杯予選リーグ 慶煕高 0-1 山梨学院高 グローバルアリーナ]

 新体制の山梨学院が韓国王者撃破! 14日、サニックス杯国際ユースサッカー大会2019が開幕し、予選リーググループC第1節で昨年のインターハイ優勝校・山梨学院高(山梨)と韓国の白鹿旗全国高校選手権優勝校の慶煕高が激突。山梨学院が試合終了間際に決勝点を奪い、1-0で競り勝った。

 山梨学院は長谷川大新監督の指導がスタートしてからまだ2週間ほど。秋田商高や神奈川大の監督、山梨学院大のヘッドコーチを歴任してきた長谷川監督は「まだ一生懸命頑張ることしか言っていないですよ」と微笑んでいたが、山梨学院はその頑張りを表現する戦いを見せて韓国王者を破った。

 先発平均身長が180cmを越える慶煕とのパワー勝負でよく食い下がり、サイドからの攻撃を軸に前半からチャンスを作る。そして0-0のまま迎えた後半終盤、「交代選手は強みがあるから起用するのだから、その時間の中で強みを出して欲しい」と考える長谷川監督に送り出されたMF関口翼(2年)やDF高橋大翔(2年)が自分の強みを出して見せる。

 特に高橋は後半30分の出場から5分間で強みを表現した。彼の投入に伴い、1トップから2トップに変えた山梨学院は35分、高橋が左サイドを強引に突破する。そして左足クロスを「(自分は)運動量が長所だと思っているので、チームに貢献できるように発揮できたらいい。大翔はキックが上手いので、大翔が入って縦に行った時に絶対に来ると思ったんですよ。そうしたら良いボールが来たので合わせるだけでした」というMF丸山友輝(2年)が頭でゴールに押し込んだ。

 高橋は「自分の強みはキックなので、『クロスだったり、シュートだったりを必ず出せ』というのはきょう出る時にも(長谷川監督から)言われて、自分でもそれを出せて一つ結果に繋がったので良かったです」と微笑。先発して交代した選手たちも、強みを出せなくなるまで奮闘し、最後は体調不良からの先発奪還を目指す高橋の突破、クロスが試合を決めた。

 決勝点の丸山は本来、ボランチの選手。長谷川監督は高橋が「途中から出て強みを出したこと」に頷き、そして右サイドで自分の可能性を広げることを期待した丸山が、そのポジションで決勝点を決めたことも「自信になれば」と喜んでいた。

 長谷川監督は山梨学院の選手たちに「取り組みのところから日本一になろう。“本当の”日本一になろう」と声がけしているのだという。「学業、私生活、サッカー、チームワーク」の4本柱を大事にピッチ内、ピッチ外でも日本一のチームへ。主将のMF平松柚佑(2年)は選手権日本一の青森山田高の選手たちのピッチ外の行動を見て、刺激を受けていた。

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