前日に主力の電撃移籍も…J2で“琉球旋風”!徳島に競り勝って開幕4連勝
ゲキサカ / 2019年3月16日 19時57分
[3.16 J2第3節 琉球2-1徳島 タピスタ]
J2リーグは16日、第3節1日目を行った。タピック県総ひやごんスタジアムではFC琉球と徳島ヴォルティスが対戦。後半30分のDF西岡大志のゴールが決勝点となり、琉球が2-1で開幕4連勝を飾った。
15日、開幕3連勝の琉球に衝撃が走った。昨季J3で32試合16得点を記録し、J2昇格の立役者となったMF中川風希が横浜FMに電撃移籍。メンバー変更を余儀なくされた。琉球は10日の愛媛戦(2-0)から2人を代え、DF増谷幸祐とMF富所悠を起用した。対する徳島は、前節・大宮戦(0-1)からDF鈴木大誠に代え、DF内田航平が先発に名を連ねた。
好調の琉球は前半8分、徳島GK梶川裕嗣のミスキックから富所がペナルティーアーク内でボールを受けると、すかさず左足シュート。しかし、惜しくも右ポストを叩き、決定機を逃した。徳島は31分、右クロスの流れからPA左手前へ落としたボールをMF岩尾憲が右足ダイレクトシュート。鋭いシュートが枠を捉えたが、右ポストを直撃した。
試合が動いたのは前半37分だった。琉球は左サイドでパスを受けたMF上門知樹が中の状況を確認して左足を振り抜く。これがGKの頭上を越えて右サイドネットに吸い込まれ、先制に成功。上門は3試合連続ゴールとなったが、ミスキックだったのか、大きく喜びを表現せず苦笑いだった。
1点ビハインドの徳島は後半5分、敵陣中央やや左でFKを獲得。キッカーのDF藤田征也がゴール前へ柔らかいクロスを送ると、ファーサイドでDFヨルディ・バイスがつぶれ、背後から飛び出した内田航が押し込んで1-1。早い時間帯に同点に追いついた。
だが、“琉球旋風”は止まらない。後半30分、途中出場のMF河合秀人が左サイドを突破して、ゴールラインに沿うように切れ込んで右足シュート。低く鋭いシュートはGK梶川に止められたが、中央にこぼれたボールをDF西岡大志が左足で押し込み、琉球が2-1と勝ち越しに成功した。
琉球は“攻撃は最大の防御なり”と言わんばかりに追加点を狙い、集中した守りもみせてタイムアップ。琉球が2-1で逃げ切って開幕4連勝を飾った。一方の徳島は今季初の2連敗を喫し、1勝3敗となった。
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