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闘将ジェラードの“熱い言葉”…スアレスがアーセナル移籍を止めた理由

ゲキサカ / 2019年3月19日 12時24分

スティーブン・ジェラードの言葉がルイス・スアレスのアーセナル行きを止めた

 バルセロナに所属するウルグアイ代表FWルイス・スアレスが、アーセナル移籍破談の舞台裏を明かした。英『フォー・フォー・トゥー』が伝えている。

 2011年1月にアヤックスからリバプールに加入したスアレスは、2012-13シーズンに公式戦44試合で30ゴールを記録。シーズン終了後にアーセナルが獲得に乗り出し、違約金4000万ポンドを上回る4000万“1”ポンドという前例なきオファーが話題となった。

 フットボーラーの情報発信をしている独自メディア『OTRO』のインタビューでスアレスは、「あのとき、僕たちはヨーロッパリーグ(EL)への出場権を獲得したけど、シーズンを通して見れば散々な結果だった(プレミアリーグ7位)。だから、強引にでもアーセナルに行こうとしたんだ」と当時を回想する。

 そんな彼を引き留めたのは、当時キャプテンを務めていたスティーブン・ジェラード氏だった。ジェラード氏はスアレスに対して「約束する。お前が今シーズンもここに残ってくれるのなら、来シーズンはバルセロナ、レアル・マドリー、バイエルン、好きなクラブに行っていい。だから、この夏にアーセナルに行かないでくれ」と伝えたという。

 この言葉に心を動かされたスアレスは、リバプールに残ることを決意。「彼の言葉は、僕を一瞬で納得させた。彼はいつも世話をしてくれたり、僕の幸せを願ったり、トレーニングで苦しむ姿や落ち込んだ姿を見てきてくれた人だからね。真のキャプテンからもらった言葉は、当時の僕を大いに助け、あの状況に影響を与えた」と語り、アーセナル移籍を止めた理由を明かした。

 そして迎えた2013-14シーズン、スアレスは31得点で自身初となるプレミア得点王に輝いた。しかし、チームはプレミアリーグ制覇に寸前まで迫っていたが、残り3試合で迎えたチェルシー戦での敗戦が響き、2位でフィニッシュ。2014年7月にスアレスはバルセロナへと旅立った。
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