[スペシャルオリンピックス世界大会GL]SO日本代表は橘の今大会5ゴール目で追いつき、執念のドロー
ゲキサカ / 2019年3月19日 14時39分
知的障害のある人たちにスポーツを通じて社会参加を応援する国際組織による世界大会「スペシャルオリンピックス(SO)夏季世界大会 2019」のサッカー競技は17日、グループリーグ2日目が行われた。今回から初めて知的障害のある「アスリート」と知的障害のない「パートナー」が同じチームでプレーする7人制の「ユニファイドサッカー」に挑んでいるSO日本代表はSOベルギーに2-2と引き分けた。
ともに勝ち点3が欲しい試合。SO日本代表は前日に6失点で敗れたショックを引きづらなかった。守備的にのぞんだハイチ戦から戦術をもとに戻し、攻撃の選択肢を増やせたことで丸山祥太が先制ゴールをあげて主導権を握った。その後、2失点したが、この試合を迎える前まで4ゴールをあげていたアスリートの背番号10橘勇佑が起死回生のミドルシュートが決まり、同点弾を決めた。
1点ビハインドの状況でも橘は冷静だった。
「相手のGKがパートナーからアスリートに変わった瞬間が狙い目だとわかったので相手のDFを抜いて直感で蹴ったら良いコース行ったので入ってくれて良かったと思います」
現場を指揮するSO日本代表の西野累ヘッドコーチは選手たちの健闘を称えた。
「勝ち点3が欲しかった試合ではありますが…勝ち点1を得た事は非常に大きな収穫となりました。(グループリーグ最終戦の)ブルキナファソ戦ですが、怪我人も多く出ていて、まさに総力戦となります。何より勝利を得たくてアスリート達は本当に良く走ってくれています。集中を切らさずに勝利を手に入れたい」と初対戦となるアフリカ地域との対戦に気持ちを入れ替えた。
≪試合のスコアと得点者≫
△2-2ベルギー 丸山祥太、橘勇佑
≪先発選手≫
GK井上敬之
FP望月大輔
FP石山裕太
FP安部大河
FP井上友博
FP橘勇佑
FP丸山祥太
【SOサッカー日本代表】
アスリート井上友博(長野)
アスリート石山裕太(長野)
アスリート丸山祥太(長野)
アスリート赤沼大地(長野)
アスリート春原翔(長野)
アスリート橘勇佑(京都)
パートナー井上敬之(長野)
パートナー望月大輔(長野)
パートナー山﨑大輔(長野)
パートナー髙橋佳汰(長野)
パートナー小山光(長野)
パートナー安部大河(京都)
ヘッドコーチ西野累(京都)
コーチ春原紀子(長野)
コーチ山本杉樹(長野)
※( )はSOの所属
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