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これぞ背番号10のプライド! ブラインドサッカー日本代表の窮地を救ったエース川村の「心の恋人」

ゲキサカ / 2019年3月21日 8時11分

 当時ぼんやりとではあったが視力が残っていた川村は、中山がゴールを華麗に積み重ねる姿以上に、不器用ながらゴールを奪うためにひたむきになれる姿に心動かされ、その姿を脳裏に刻み込んだ。葛藤を乗り越えて大舞台に返り咲いた、背番号10の中山に背中に少しでも追いつきたい、と思って厳しい練習を重ねてきている。川村はコロンビア戦の苦しい時間帯に、その思いをゴールという最高の形で示すことができた。

 きょう21日に世界ランク4位の強豪スペイン代表に挑む。スペインはこの大会2試合とも逆転勝利。相手に不足はない。日本代表は過去、A代表との対戦戦績は8試合してわずか1勝。2007年以来、勝利から遠ざかっている。川村は言う。

「スペイン戦に負けると、コロンビアに勝った意味がなくなってしまう。昨年8月に南米遠征をなども経験して、世界のトップの激しさを肌で感じることが出来ました。その強度を、スペイン戦にぶつけて、チームがひとつになるように体を張って、死ぬ気で戦うことが試合の勝利につながると思います。球際のところで僕らの覚悟を示すことが大事だと思います」

 気持ちだけでゴールは決められないが、気持ちがなければ戦えない。春分の日の午後3時。日本代表は12年ぶりの“春”を迎える戦いに挑む。

▼ワールドグランプリ日程 / ルール

(取材・文 林健太郎)
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