止めた!また止めた!決勝ゴールを呼び込んだブラインドサッカー日本代表の守護神・佐藤の執念
ゲキサカ / 2019年3月21日 10時11分
止めた!また止めた!決勝ゴールを呼び込んだブラインドサッカー日本代表の守護神・佐藤の執念
ブラインドサッカー日本代表は20日、コロンビア代表を2-1と逆転で下した。主将のエース川村怜の決勝ゴールの陰に、守護神GK佐藤大介のファインセーブがあった。
「(川村の決勝ゴールの瞬間を見て)久々にしびれましたね。でも(決勝ゴールを奪う)そのために守備をやって、選手たちにも『残り時間、守備をやらないと攻撃はないよ』と言い続けました。そして川村があそこで決めてくれて……。チームとしての1点かなと思います」
後半17分の川村のゴールを称えた佐藤だが、決勝ゴールはその直前の8分間耐え続けた佐藤の我慢が生み出した。1-1で迎えた後半9分過ぎ、相手の反則でPKを得たが、佐々木ロベルト泉のシュートは止められ、勝ち越しを奪えなかった。
その直後から忍耐の時間だった。後半9分、11分、13分、16分と立て続けにコロンビア代表にほぼフリーでシュートを浴びた。しかし佐藤はことごとく自分の体に当てて止め続けた。どれか1本でも決められていたら、流れは完全にコロンビアに傾いていたはず。後半はフィールドプレーヤーも疲れによって、指示通りの陣形をとれず、相手に突破を許したピンチもあった。それでも佐藤は「サンキュー」「ナイスだ」と声をかけ、ピッチの選手を責めることは一度もなかった。
2009年から代表に入ってきた佐藤にとって、今日21日に挑むスペイン代表は勝つことができなかった厚い壁だ。
「ピンチになることもあるでしょうが、そこは僕の仕事だと思う。(スペインは)世界の強豪ですし、(コロンビア代表に)勝っても挑戦者として、同じように1試合目のつもりでやりたい」
熱くなりがちな時こそ、冷静に。日本の「最後の砦」がフィールドプレーヤーに安心感を与え続け、金星をアシストする。
(取材・文 林健太郎)
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